戦力外通告を受け岐路に立つ笠原大芽(ソフトバンク)高校時代の恋女房が送った熱いエール
小倉工業でコーチを務める崎村諭さん
11月に戦力外通告を受けた福岡ソフトバンクホークスの笠原大芽投手。地元の福岡工大城東から2012年ドラフト5位でソフトバンクに入団して、大型左腕として期待されたが、今季は状態が上がらずに1軍では1イニングだけの登板にとどまり戦力外通告を受けた。
来年からは育成契約で再出発すると見られているが、そんな笠原投手に熱いエールを送る人物がいる。それが笠原投手と高校時代にバッテリーを組んでいた崎村諭さんだ。崎村さんは福岡工大城東の3年時に、当時2年生エースだった笠原投手とバッテリーを組み、選手権福岡大会でベスト4に進出。
現在は、北九州市の小倉工のコーチを務めている崎村さんだが、高校時代の出来事を思い返しながら、プロの舞台でもがき苦しむ笠原投手に熱いエールを送った。
福岡工大城東時代の笠原大芽
「印象に残っている試合は第24回NHK旗福岡県選抜高校野球大会(2011年)決勝の九州国際大付戦です。当時の九州国際大付は選抜で準優勝していて、その打線を抑え込んだピッチングがとても印象に残っています。
育成になっても厳しい立場ですが、また一軍でマウンドに立つことを目標に、悔いのないよう思いっきり頑張って欲しいですね」
崎村さんは福岡工大城東を卒業後は東海大に進学し、アマチュアトップレベルの野球に触れたが、今振り返っても笠原投手の柔軟性の高いフォームには大きな将来性を感じたと話す。
かつての恋女房の大きな期待を追い風に、再び一軍でマウンドに立つ笠原投手の姿を楽しみに待ちたい。
文=栗崎 祐太朗