12年のNPBジュニアから2人の大学生スラッガーが新たに指名を受ける
早稲田大・蛭間 拓哉、中京大・澤井 廉
年々、注目度が高まっているNPBジュニアトーナメント。今年は27日より「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2022」が開催される。
今回は現在の大学4年生が出場した12年のNPBジュニアトーナメントで今年、ドラフト指名された選手を紹介したい。12年は中日Jr.の根尾 昂投手(大阪桐蔭ー中日)、オリックスJr.の藤原 恭大外野手(大阪桐蔭ーロッテ)たちが有名だが、ほかにはどんな選手がいるのか。
中日Jr. 澤井 廉外野手(中京大中京ー中京大)ヤクルト3位
西武Jr. 蛭間 拓哉外野手(浦和学院ー早稲田大)西武1位
澤井は愛知大学野球界を代表するスラッガーへ成長した。蛭間は浦和学院(埼玉)時代に甲子園ベスト8に輝き、U-18代表入り。早稲田大では、大学代表を経験し、通算13本塁打を放っている。桐生市出身の蛭間だが、練習、試合の日は会場までかけつけた。当時のことをこう振り返る。
「群馬県で少年野球の関係者の方に言われて受けました。そもそも、そのセレクションもジュニアトーナメントも知らない状態だったんです。受かってからジュニアトーナメントの応募だということを知りました。僕自身、人生で桐生市から出たのが初めてですし、群馬からライオンズジュニア(入団)が初めてでした」
試合会場は札幌ドームと、NPBの会場でプレーできたことは思い出だ。
「西武のユニホームを着させていただいて、プロがやる球場でも、できたので楽しかったです」と振り返る。
このような経験を経て、高校、大学で羽ばたく選手が多い。今年もどんなニューヒーローが出るか楽しみだ。