日本、アメリカ戦勝利ならず。7回裏に逆転サヨナラ負けで3位決定戦で韓国と対戦【アメリカ戦 スタメン一覧】
森本哲星 (市立船橋)※写真はオープニングラウンドより
メンバー一覧
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<第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ:米国3ー2日本>◇18日◇スーパーラウンド最終戦◇米国・フロリダ
日本にとってスーパーラウンド最終戦となった米国戦は、日本は1回、4番・内海 優太内野手(広島広陵)の適時打で1点を先制した。先発・森本哲星 投手(市立船橋)は1回こそ3人で終わらせたが、2回に2つの四球と3安打などで2失点し逆転を許す。
しかし3回には無死満塁から7番・伊藤 櫂人内野手(大阪桐蔭)が左越えの2点適時二塁打を放って3対2と再びリードを奪った。
この時点で、雷など悪天候の影響で、サスペンデッドゲームとなり、2回裏から登板した山田陽翔投手(近江=滋賀)、吉村優聖歩投手(明徳義塾=滋賀)が完璧なリリーフ。
アメリカ戦勝利まであとアウト3つに迫った7回裏、アメリカが反撃を開始し、無死二、三塁のピンチからボークで同点に追いつかれ、4番手の野田海人捕手(九州国際大付=福岡)が登板するも、サヨナラ打を浴び、逆転サヨナラ負けとなった。
アメリカは決勝進出。日本は3位決定戦で韓国と対決する。
【日本】
1番(左)浅野 翔吾(高松商)
2番(右)黒田 義信 (九州国際大付)
3番(指)松尾 汐恩 (大阪桐蔭)
4番(一)内海 優太(広島広陵)
5番(捕)渡部 海(智辯和歌山)
6番(遊)光弘 帆高(履正社)
7番(三)伊藤 櫂人(大阪桐蔭)
8番(二)藤森 康淳 (天理)
9番(中)海老根 優大(大阪桐蔭)
先発・森本哲星 (市立船橋)
【アメリカ】
1番(中)M.クラーク
2番(指)C.コジール
3番(二)K.マクゴニグル
4番(右)A.ミラー
5番(一)B.エルドリッジ
6番(三)C.エマーソン
7番(左)G.グラオバク
8番(捕)B.ミッチェル
9番(遊)D.カップ
先発・J.ブラウン
【1回表】
1番浅野は四球。ワイルドピッチで二塁へ。2番黒田はバント失敗による三振。3番松尾は投ゴロ。4番内海は鮮やかな左前適時打で1点先制。5番渡部は四球。6番光弘はニゴロ。
【1回裏】
1番クラークはスライダーで空振り三振。2番コジールは二ゴロ。3番マクゴニグルは右飛。7球で三者凡退!
【2回表】
7番伊藤は中飛。8番藤森は中前安打。9番海老根は犠打。1番浅野は打撃妨害、2番黒田は内野安打で二死満塁。3番松尾は空振り三振。
【2回裏】
4番ミラーは左前安打。5番エルドリッジは四球。6番エマーソンは左超え適時二塁打で同点。なおも無死二、三塁。7番グラオバウは詰まりながらも右前安打。8番ミッチェルは四球。9番カップの場面で投手交代。山田陽翔投手(近江)が登板。
9番カップは浅い右飛。1番クラークも二ゴロ。2番コジールは中飛。無死満塁のピンチを切り抜ける!
【3回表】
4番内海は四球。5番渡部は四球。アメリカは先発のブラウンが降板。2番手に左腕のダラスが登板。
6番光弘は犠打を試み、エラーで無死満塁。7番伊藤は粘ってレフトオーバーの適時二塁打で二者生還し、逆転に成功!7番藤森は失策で出塁し、再び満塁。
ここで悪天候によりサスペンデッドが決定。
現地時間18日の9時半より試合が再開。まず9番海老根は空振り三振。1番浅野は見逃し三振。2番黒田も空振り三振。
【3回裏】
3番マクゴニグルは一ゴロ。4番ミラーは内角ストレートで見逃し三振。5番エルドリッジは変化球で空振り三振!
【4回表】
3番松尾は良い当たりの右飛。4番内海は中超え二塁打。5番渡部はバットを折られての投ゴロで二死三塁。6番光弘はスライダーで空振り三振。
【4回裏】
ここで左サイド・吉村優聖歩が登板。吉村は先頭打者のエマーソンを一ゴロに打ち取り、続く7番グラオバクを二ゴロ。8番ミッチェルは右飛。
【5回表】
7番伊藤は見逃し三振。8番藤森はセーフティバントを試みるが凡退。9番海老根はストレートで空振り三振。
【5回裏】
先頭打者がセーフティバントを仕掛けるが、三ゴロ。1番クラークはスライダーで空振り三振。2番コジールは中飛。
【6回表】
先頭打者の浅野が死球で出塁。2番黒田が犠打。一死二塁と思われたが、走者の浅野が二塁をオーバーランしており、痛い走塁死。3番松尾も凡退し、無得点に終わった。
【6回裏】
先頭打者は中飛。4番ミラーは空振り三振、5番エルドリッジはストレートで空振り三振!3回パーフェクト!
【7回表】
4番内海は中飛、5番渡部は三振。6番光弘は遊ゴロ。
【7回裏】
6番エマーソンは内角直球を引っ張り、右前安打。ここで代打を投入。バントを仕掛け、一塁セーフ。さらに日本サイドで守備のミスがあり、無死二、三塁のピンチ。8番ミッチェルの場面でボークとなり、同点。4番手に野田海人捕手が登板。8番ミッチェルは空振り三振。9番カップは左前適時打でアメリカが逆転サヨナラ!
このサヨナラ劇にアメリカの選手たちは大興奮!決勝進出を決めた。