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広島勢は広陵&広島商の両雄がセンバツ出場回数でトップに君臨!

2022.03.04

広島勢は広陵&広島商の両雄がセンバツ出場回数でトップに君臨! | 高校野球ドットコム
真鍋 慧(広陵)

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 2022年第94回選抜高校野球大会([stadium]阪神甲子園球場[/stadium])は3月18日に開幕し、3月4日に組み合わせ抽選が行われる。

 1924(大正13)年から開催された大会は今年で94回目。過去、選抜されたチームの歴史を全国47都道府県別に振り返ってみる。

 今回は広島。今センバツには広島広陵と広島商が出場する。県で2校選出されるのは市立呉と広島広陵が出場した2019年以来、3年ぶり。広島広陵と広島商の組み合わせとなると2002年以来、20年ぶり5度目となる。昨年秋は広島商尾道商を破って県で優勝。広島広陵は3位で中国大会に出場したが、中国大会では広島広陵が広島商を破って優勝を決めた。

過去、広島でのセンバツの出場回数上位ランキングは以下の通り。

<広島センバツ出場回数上位ランキング>
1位 広島広陵   25回
2位 広島商  22回
3位 尾道商  6回
4位 広島工  5回
4位 呉港   5回

 広島県勢のセンバツ初出場は、第2回(1925年)大会の広陵中(現・広島広陵)。以降、今回で県内トップの25回目の出場となる。ライバル広島商も今回で22回目。両雄は全国でも常連となっている。これまで広島県勢の21世紀枠での出場はない。

 センバツの勝利数上位ランキングは以下の通り。
1位 広島広陵  38勝(優勝3回、準優勝3回、4強3回、8強2回)
2位 広島商 19勝(優勝1回、準優勝1回、4強1回、8強2回)
3位 尾道商 12勝(準優勝2回、8強2回)
4位 広島工 6勝(8強2回)
5位 崇徳  5勝(優勝1回)

 広島県勢のセンバツ初勝利は、第3回(1926年)大会の広陵中。1回戦で静岡中(現・静岡)を11対1で下した。この年は快進撃を続け広島県勢初優勝を飾っている。ここまで広島広陵が3回、広島商が1回、崇徳が1回優勝している。

第63回大会=広島広陵
1回戦:3-3 三田学園(兵庫)=9回降雨引き分け再試合
1回戦:8-2 三田学園(兵庫)
2回戦:4-2 春日部共栄(埼玉)
準々決勝:5-2 鹿児島実(鹿児島)
準決勝:4-1 市川(現・青洲=山梨)
決勝:6-5 松商学園(長野)

 広島広陵2回目の優勝は初優勝から65年ぶりのこととなったが、ミラクル劇が起きての優勝でもあった。初戦は雨のなかのゲーム、2点負けていたが8回に下松 孝史外野手の人生初の本塁打となる2ランを放って同点。再試合を制して勝ち上がると、決勝では同点で迎えた9回に今度は下松がサヨナラ打を放って優勝した。なお、65年前に広島広陵が優勝した時の決勝の相手も、この時と同じ松商学園(当時松本商)。広島広陵は2003年にも巨人で活躍した西村 健太朗投手を擁して3回目の優勝を果たしている。

 広島商は第8回(1931年)大会で優勝。崇徳は第48回(1976年)大会に黒田 真二投手を擁して初出場初優勝を飾っている。

 広島県勢のセンバツの通算成績は91勝73敗。都道府県別勝利数ランキングは6位。広島県勢は第82回(2010年)大会で広島広陵が4強に進出して以降、2回戦突破を果たしておらず、今回伝統校2校が巻き返しに臨む。

[page_break:広島のセンバツ出場校一覧]

【広島のセンバツ出場校一覧】

大会 年度    出場校
1回 1924(大13) ―
2回 1925(大14) 広陵中
3回 1926(大15) 広陵中
4回 1927(昭2) 広陵中
5回 1928(昭3) 広陵中
6回 1929(昭4) 広島商
          広陵中
7回 1930(昭5) 広島商
8回 1931(昭6) 広島商
9回 1932(昭7) 広陵中
          広島商
10回 1933(昭8) 大正中
          広島商
11回 1934(昭9) 呉港中
12回 1935(昭10) 広陵中
13回 1936(昭11) 広島商
           呉港中
14回 1937(昭12) ―
15回 1938(昭13) 広島商
16回 1939(昭14) 呉港中
17回 1940(昭15) 広島商
18回 1941(昭16) ―
1942(昭17)戦争のため中止
1943(昭18)戦争のため中止
1944(昭19)戦争のため中止
1945(昭20)戦争のため中止
1946(昭21)戦争のため中止
19回 1947(昭22) 広島商

20回 1948(昭23) ―
21回 1949(昭24) ―
22回 1950(昭25) ―
23回 1951(昭26) 呉三津田
24回 1952(昭27) 広島観音
25回 1953(昭28) ―
26回 1954(昭29) ―
27回 1955(昭30) ―
28回 1956(昭31) 広島商

29回 1957(昭32) ―
30回 1958(昭33) 広島広陵
31回 1959(昭34) 広島広陵
32回 1960(昭35) ―
33回 1961(昭36) ―
34回 1962(昭37) ―
35回 1963(昭38) 呉港
36回 1964(昭39) 尾道商
37回 1965(昭40) ―
38回 1966(昭41) ―
39回 1967(昭42) 尾道商
40回 1968(昭43) 尾道商
           広島広陵
41回 1969(昭44) 広島商
42回 1970(昭45) 広島広陵
43回 1971(昭46) ―
44回 1972(昭47) ―
45回 1973(昭48) 広島商
46回 1974(昭49) 広島商
47回 1975(昭50) 広島工
48回 1976(昭51) 崇徳
49回 1977(昭52) 瀬戸内
50回 1978(昭53) 崇徳
51回 1979(昭54) 府中東
52回 1980(昭55) 広島広陵
53回 1981(昭56) 尾道商
54回 1982(昭57) 尾道商
55回 1983(昭58) 広島商
56回 1984(昭59) 広島広陵
           近大福山
57回 1985(昭60) 広島商
58回 1986(昭61) 尾道商
           広島工
59回 1987(昭62) 広島商
60回 1988(昭63) 西条農
           広島工
61回 1989(平1) 広島工
62回 1990(平2) ―
63回 1991(平3) 広島広陵
          瀬戸内
64回 1992(平4) 広島広陵
          広島商
65回 1993(平5) 崇徳
66回 1994(平6) 広島商
67回 1995(平7) 広島工
68回 1996(平8) 高陽東
69回 1997(平9) ―
70回 1998(平10) 広島商

71回 1999(平11) ―
72回 2000(平12) 広島広陵
73回 2001(平13) 広島広陵
74回 2002(平14) 広島広陵
           広島商
75回 2003(平15) 広島広陵
76回 2004(平16) 広島広陵
77回 2005(平17) 如水館
78回 2006(平18) ―
79回 2007(平19) 広島広陵
80回 2008(平20) ―
81回 2009(平21) ―
82回 2010(平22) 広島広陵
83回 2011(平23) 総合技術
84回 2012(平24) ―
85回 2013(平25) 広島広陵
86回 2014(平26) 広島新庄
87回 2015(平27) ―
88回 2016(平28) ―
89回 2017(平29) 市立呉
90回 2018(平30) 瀬戸内
91回 2019(平31) 市立呉
           広島広陵
92回 2020(令2) 広島新庄
93回 2021(令3) 広島新庄
94回 2022(令4) 広島広陵
          広島商

(2020年は開催中止)

※大正中、呉港中=現・呉港
 広島観音=現・広島商
 広陵中=現・広島広陵

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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