選手宣誓経験者に天才ゴルフ少年など 少数精鋭軍団・青山学院大の過去3年間のセンバツ経験者
藤原 夏暉(大阪桐蔭)、中田 達也(星稜)、秋山 功太郎(広陵)
戦国東都の1部リーグに所属している青山学院大。過去にオリックス・吉田 正尚外野手(敦賀気比出身)やロッテ・井口資仁監督(國學院久我山出身)、ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督(星林出身)などプロ野球の世界に選手たちを送り出してきた実力校である。
1部優勝を目指し、2022年も熾烈な戦いに挑む青山学院大。過去3年間の入学者で、高校時代にセンバツを経験した選手たちを見ていきたい。
2020年に入学したメンバーでは、2019年のセンバツで選手宣誓を務めた秋山 功太郎投手(広島広陵出身)をはじめ5人がセンバツを経験した。
秋山の広島広陵時代からの同級生である門岡 駿投手や、京都の名門・龍谷大平安で活躍した中島 大輔外野手。そして高校時代、ともに主将を経験している佐藤 英雄捕手(日大三)、中野 波来外野手(大阪桐蔭)と経験豊富な選手たちの名前が並んだ。
4月から新2年生となる2021年入学組は5人がセンバツを経験していた。
現在チームのみならず、大学球界屈指の注目打者でもある佐々木 泰内野手が、県立岐阜商時代に甲子園交流試合でホームランを打ったことでインパクトを残した。大学野球1年目から主力で活躍したが、今後の成長が楽しみだ。
同級生では、佐々木の県立岐阜商時代からのチームメイトである森 大河投手や、智辯学園(奈良)から青山学院大へ進学した佐藤 尊将捕手など実力者揃い。なかでもレギュラー格で奮闘する大手 晴外野手(横浜高出身)はリーグ戦の経験も少しずつ積んでおり、今後が楽しみなところだ。
そして4月から仲間入りする新1年生では3人がセンバツの舞台を経験した。
名門・大阪桐蔭で遊撃手のレギュラーを務めた藤原 夏暉内野手は、守備力の高さが光るプレーヤー。スイッチヒッターの名手のリーグ戦デビューがいつになるのか楽しみだ。
大阪桐蔭が夏の甲子園で対戦した東海大菅生からは堀町 沖永外野手が入学する。
2年生から主力選手として活躍。中軸を任されており、タレント揃いだった当時の東海大菅生のなかでも打力のあった選手といっていい。慣れ親しんだ神宮の舞台で快音を響かせられるか。
2年生の時、甲子園交流試合を経験した中田 達也外野手(星稜)も青山学院大の門を叩く。小学生の時点で300ヤードを飛ばす天才ゴルフ少年だったことで話題となったが、今度は青山学院大の注目選手として脚光を浴びることができるか。
新入生は他大学と比べると少数精鋭の傾向がある青山学院大だが、過去3年間で13人がセンバツを経験した。春季リーグ以降、この中から活躍する選手は現れるのか。青山学院大の戦いから目が離せない。
<2020年入学>
秋山 功太郎投手(広島広陵出身)
門岡 駿投手(広島広陵出身)
佐藤 英雄捕手(日大三出身)
中島 大輔外野手(龍谷大平安出身)
中野 波来外野手(大阪桐蔭出身)
<2021年入学>
森 大河投手(県立岐阜商出身)
佐藤 尊将捕手(智辯学園出身)
西川 史礁内野手(龍谷大平安出身)
佐々木 泰内野手(県立岐阜商出身)
大手 晴外野手(横浜高出身)
<2022年入学>
藤原 夏暉内野手(大阪桐蔭出身)
堀町 沖永外野手(東海大菅生出身)
中田 達也外野手(星稜出身)