プロ野球も前半戦が終了した。今年も多くの若手有望株が一軍の舞台で羽ばたこうとしている。なかでも2019年ドラフト会議で指名された高卒2年目の選手たちの活躍が目覚ましい。

 ドラフト当時は佐々木 朗希大船渡高→ロッテ1位)や奥川 恭伸星稜高→ヤクルト1位)に注目が集まっていたが、その他の選手たちも頭角を現しはじめている。セ・パそして投手・野手に分けて振り返ってみたい。※投手・野手は2021年シーズンの登録に準ずる。

 パ・リーグの投手では宮城 大弥興南高→オリックス1位)が大ブレイクしている。今シーズン開幕ローテーションに入ると無傷の5連勝。5月26日の阪神戦で黒星を喫したものの、その後は再び4連勝をマークした。前半戦を終えた段階で9勝1敗、防御率2.10と圧倒的な成績を残している。9勝はリーグトップタイで防御率はリーグ2位となっており、高卒2年目ながら球界を代表する投手になりつつある。

 注目度ナンバー1の佐々木も一軍デビューを果たした。昨シーズンは一軍・二軍を通じて公式戦での登板がなかった。しかし、今シーズンはここまで一軍で5試合に登板し1勝2敗、防御率3.76の結果を残している。中6日での登板はないが、間隔を空けながらも一軍での登板を続けている。登板した全試合で失点を喫しているものの、5回以上は投げており序盤でノックアウトされたことは一度もない。今後もペースを保ちながら一軍での起用が続いていくことになりそうだ。

 横山 陸人専大松戸高→ロッテ4位)は中継ぎで9試合に登板した。ホールドがつくような僅差の勝ちゲームといった場面ではないが、デビューから5試合連続無失点と好投。しかし。6月24日のソフトバンク戦で4失点を喫してから登板がなく、7月5日に特例2021で登録を抹消された。状態が戻れば後半戦で一軍に戻ってくる可能性は高そうだ。

 井上 広輝日大三高→西武6位)はオープン戦で3試合に登板し防御率2.45と結果を出し開幕一軍を勝ち取った。しかし一軍では2試合の登板でいずれも失点を喫しプロの洗礼を浴びた。4月7日に登録を抹消されてからは二軍で汗を流しながら再昇格を目指している。

 前 佑囲斗津田学園高→オリックス4位)はここまで一軍での登板機会はない。

<2019年ドラフト指名の高卒投手>
※パ・リーグ所属

宮城 大弥興南高→オリックス1位)
前 佑囲斗津田学園高→オリックス4位)
佐々木 朗希大船渡高→ロッテ1位)
横山 陸人専大松戸高→ロッテ4位)
井上 広輝日大三高→西武6位)

勝田 聡