堂林も復活傾向で20代、ベテラン選手もハイクオリティな広島カープのスタメンは上位指名が大半!
鈴木誠也選手(広島東洋カープ)
2020年シーズンはリーグ5位に終わった広島。その広島の昨年のレギュラーのドラフト指名順位はどうだっただろうか。昨シーズン300打席以上を記録した野手は以下の通り。
【300打席到達者】
一塁手 松山 竜平(鹿屋中央出身)2007年4位 大卒
二塁手 菊池 涼介(武蔵工大二出身)2011年2位 大卒
三塁手 堂林 翔太(中京大中京出身)2009年2位 高卒
遊撃手 田中 広輔(東海大相模出身)2013年3位 社会人卒
左翼手 ピレラ
中堅手 西川 龍馬(敦賀気比出身)2015年5位 社会人卒
右翼手 鈴木 誠也(二松学舎大附出身)2012年2位 高卒
広島の昨シーズン300打席到達者は7名で、日本人選手では上位指名が4名、下位指名が2名だった。捕手陣は、石原 慶幸(県立岐阜商)の引退により、2006年3位の會澤 翼(水戸短大付出身)に加え、會澤の対抗馬として1年目から期待されている2016年4位の坂倉 将吾(日大三出身)などが多くマスクを被った。また2009年1位 長野 久義(筑陽学園出身)も299打席を記録し外野陣の一角を担った。
300打席に到達した選手の多さから見ても比較的レギュラーが固定されている印象で、菊池 涼介は今季守備率10割を記録し、鈴木 誠也は5年連続打率3割、25本塁打、75打点を記録するなど今季もリーグトップクラスの成績を収めた。
またシーズン序盤は打率4割をキープしていた堂林翔太、2019年シーズンは打率.193と低迷していた田中 広輔が95安打、打率.251と復活の兆しを見せレギュラーとして守り抜いた。
20代の選手も多く、ベテラン選手のクオリティが高い広島。昨季は5位ながらセ・リーグトップクラスの野手陣のレベルの高さを誇っていた。2020年のドラフトは野手では6位に亜細亜大の遊撃手・矢野 雅哉(育英出身)を指名している。盤石なレギュラー人で来季はリーグ優勝を目指したい。
(文:編集部)