News

茨城県北の新鋭・佐和は好右腕・黒田を中心とした力と気力がみなぎった選手たちでベスト8以上を狙う

2020.06.23

茨城県北の新鋭・佐和は好右腕・黒田を中心とした力と気力がみなぎった選手たちでベスト8以上を狙う | 高校野球ドットコム
最速140キロを超える速球派右腕・黒田晃大(チーム提供)

 茨城県の県北地区といえば、明秀学園日立、日立第一が注目されているが、この2020年、注目度が挙がっているのが佐和だ。140キロを超える速球派右腕・黒田晃大が注目されているが、大川修一監督は「黒田と一緒に入学してきた選手も力があって、1年生から試合に出場していた選手も何人かいます」と黒田以外にも、二塁手・古川空翔など活躍を見せてきた選手が多い。

 昨秋は県大会2回戦進出。この冬は精力的にトレーニングを積んできた。大川監督は選手練習の取り組みぶりは例年以上に変わってきた実感があると語る。
「選手たち自身で考えながら取り組んでいく様子も見えましたし、佐和高校の選手たちはあまり『自分を出さない』のが特徴だったんですけど、今年に限っては選手たち同士が厳しく指摘しあっているところは今までにないチームカラーだと思いました。そういう姿を見て楽しみだと感じました」

 エース・黒田を筆頭とした選手たちのポテンシャルの高さだけではなく、勝つために厳しく指摘し合う意識の高さを見て、大川監督は今年のチームならば、ベスト8以上は狙えるかもしれない。そんな期待感を持っていただけに、今回の大会中止は残念な思いだった。

 ただ大川監督は茨城高野連が大会開催を発表した後、選手たちを集めて話した時、目の輝きが取り戻していることを実感した。
「この発表がされる前から1試合でもできればいいねと思っていたのですが、1試合勝てば、もう1試合が約束されるトーナメント制は、夏の大会と同じ状況じゃないですか。それができることを幸せだということを話をしましたら、生徒たちの目がキラキラしていたんですよね。ありがたいという気持ちで迎えてくれると思っています」

 6月8日から部活動が全面的に再開され、独自大会でベスト8以上を狙う佐和佐和の今後を占う重要な1年となる。

関連記事
山本由伸(都城出身)が世代のトップランナーに、高卒4年目の現在地
巨人から久々に誕生した高卒の本格派右腕・戸郷翔征(聖心ウルスラ学園出身)
巨人・戸郷が注目株!宮崎県出身の中位・下位指名からの活躍選手を振り返る

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.04

1500人近くの中学生が肩肘検診を一斉に受ける!ポニーのお祭り行事・ポニーフェスタは今年も大盛況!

2024.05.04

【春季愛知県大会】注目の師弟対決の決勝、享栄が中京大中京を下して8年ぶり8回目の優勝

2024.05.04

【新潟】東京学館新潟、糸魚川がコールド勝ちでベスト16入り<春季県大会>

2024.05.04

【大阪】大阪桐蔭、大体大浪商などがベスト16で夏シード獲得、履正社は2年連続ノーシード<春季大会>

2024.05.04

【石川】日本航空石川、星稜、小松大谷、金沢学院大附が4強入り<春季県大会>

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.29

【福井】福井工大福井、丹生、坂井、美方が8強入り<春季県大会>

2024.04.29

【春季埼玉県大会】今年の西武台はバランス型!投手陣の完封リレーで初戦突破!

2024.04.29

東海大相模の149キロ右腕・福田拓翔が6回10奪三振の快投!「甲子園で150キロを投げたい」とセンバツV・健大高崎の石垣をライバルに!

2024.04.29

【石川】金沢、遊学館がコールド勝ちでベスト16入り<春季県大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>