三密を避けながら、不安と戦いながらとなった横手
十分な距離を取って練習をする横手ナイン ※写真提供=横手野球部
14日に発表された緊急事態宣言の一部解除。ここから徐々に学校生活が戻り、練習を再開していくチームが出てくるはずだ。そんなチームに先立って11日から活動を再開しているのが、秋田県の横手高校だ。
学校生活も11日から再開しており、3学年全員が朝から学校へ登校して日中は教室で授業を受ける、少し前の学校生活が戻ってきた。ただ毎朝の検温やマスクの着用をはじめ、密閉した空間にならないよう窓やドアを開けて常に換気をした状態にしたり、教室に消毒液を置いたりするなど最大限の感染防止に努めたうえで学校生活が再開している。
それに合わせて部活動も再開したことで、野球部も三密にならない等感染防止に配慮したかたちで練習スタート。自粛期間中は選手たちの練習環境の違いを考慮して、選手個人でできる範囲の中で課題に向き合わせてきた。
メニューは出来るだけボールを使った内容、ノックやロングティーといった冬場に近いような練習をこなす。日によってはトレーニングだけに打ち込むなどメリハリを付けながら調整を続けているが、「トレーニングに全くついてこれない選手はいないので、自粛期間も個々でしっかり動いて来てくれていた」と選手たちの動きを語る。
春から入学した1年生も一緒に練習に取り組んでおり、3学年でメニューをこなしながら少しずつ前進していく。
(取材・田中 裕毅)
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