元同法人傘下・中京大中京と三重の過去5年の戦績は?
昨秋、明治神宮大会を制した中京大中京。全国屈指の強豪校である同校は中京大学の附属校で、学校法人梅村学園の傘下の学校である。そして、2018年選抜ベスト4の三重高校も同じく学校法人梅村学園の傘下であった。しかし、2018年に学校法三重高等学校として独立。現在は学校法人梅村学園と包括連携協定を締結し関係を継続している。
さらに、三重高を率いる小島紳監督は中京大中京のOBで、2009年が全国制覇を果たした堂林翔太らの2つ上の代の選手であった。
そんな元同法人傘下の中京大中京と三重。両校とも全国屈指の強豪校として凌ぎを削っている。
そこで今回は、中京大中京と三重の過去5年の戦績を紹介していきたい。
中京大中京の過去5年の戦績
昨秋、明治神宮大会を制した中京大中京
2019年
秋 明治神宮大会 優勝 vs健大高崎4対3
夏 愛知大会準決勝 vs誉 4対5
春 愛知大会準決勝 vs中部大一 3対4
2018年
秋 東海大会準決勝 vs津田学園 2対13
夏 西愛知大会(記念大会)準々決勝 vs至学館 7対9
春 愛知大会2回戦 vs西春 1対9
2017年
秋 東海大会1回戦 vs大垣西 7対8
夏 選手権 1回戦 vs広島広陵 6対10
春 愛知大会準決勝 vs東邦 3対11
2016年
秋 東海大会準決勝 vs至学館 3対4
夏 愛知大会4回戦 vs愛工大名電 1対7
春 愛知大会準決勝 vs享栄 3対5
2015年
秋 愛知大会準決勝 vs享栄 2対8
国体 準優勝 vs東海大相模 4対7
夏 選手権 3回戦 vs関東一 0対1
春 愛知大会準決勝 vs至学館 2対5
中京大中京の過去5年の夏の最高成績は2015年ベスト16。3回戦関東一との一戦はエース・上野翔太郎は9回裏に5番・長嶋 亮磨にサヨナラ本塁打を打たれ敗戦。劇的の幕切れだった。しかし、この年はその後の国体で準優勝を果たしている。昨秋、明治神宮大会を制し選抜の優勝候補筆頭として名前が挙がっていたが、無念の大会中止となってしまった。今夏大会が開催することができれば、2009年の夏以来の全国制覇を期待したい。
三重の過去5年の戦績
2018年選抜4強の三重 *写真は昨秋東海大会の愛工大名電戦より
2019年
秋 東海大会1回戦 vs愛工大名電 2対6
夏 三重大会3回戦 vs暁 4対5
春 三重大会2回戦 vsいなべ総合 3対4
2018年
秋 東海大会2回戦 vs中京学院大中京 0対7
夏 三重大会1回戦 vs松阪商 2対5
春 三重大会2回戦 vs津商 2対10
選抜 準決勝 vs大阪桐蔭 2対3
2017年
秋 東海大会準決勝 vs東邦 9対10
夏 三重大会 準優勝 vs津商 3対4
春 三重大会1回戦 vs津田学園 3対6
2016年
秋 東海大会準決勝 vs静岡 2対9
夏 三重大会 準優勝 vs津田学園 2対4
春 三重大会準々決勝 vs宇治山田商 1対5
2015年
秋 東海大会準決勝 vs東邦 1対3
夏 三重大会3回戦 vs四日市工 0対1
春 三重大会3位決定戦 vs松阪商 11対8
一方、三重の過去5年の最高成績は2018年選抜ベスト4である。準決勝大阪桐蔭戦は、延長12回の死闘の末サヨナラ負けを喫したが、U18日本代表候補にも選出された1番・梶田蓮を中心に積極的走塁が光った。夏の大会の成績は過去5年で2度決勝進出を果たしており、どちらもあと一歩で甲子園出場を逃している。今季も甲子園出場は十分期待できる。
関係が深い両校の今年の健闘に期待したい。
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