横浜DeNAファン期待のドラ1の森敬斗(桐蔭学園出身)の活躍を支える「イメージトレーニング」
森敬斗
千葉ロッテのドラフト1位・佐々木朗希(大船渡出身)や、東京ヤクルトの奥川恭伸(星稜出身)など、高卒ルーキーたちの活躍に注目集まるが、横浜DeNAの森敬斗(桐蔭学園出身)も着々と成長している。
27日にBCリーグの神奈川フューチャードリームスと対戦した横浜DeNA2軍チーム。森は途中出場すると、5回にライト前へヒットを放った。今は2軍だが、プロの世界のレベルに少しずつ対応している森。その森の打席を見ていて印象的なのはフルスイング。実際に、打席で見せる思い切りの良さでU18の時も1番打者として打線を牽引した。
しかし取り上げたいのはイメージすることだ。2018年の神宮大会の際に森に意識していることを聞くと、イメージすることを語っていた。
「試合前日までに相手のことを調べて、相手投手がどんな球を投げて、どんなコースを投げて、自分がどう打ち返すのかをイメージします。もちろん守備でもです。打撃について説明すると、良いイメージというのは、ホームランや遠くへ飛ばすことではなく、この場面で自分はどう打つのかなど内容面を具体的にイメージすることなんですけど、関東大会まではそれができたことで、打てる球、打つべき球をとらえることができました」
つまりイメージトレーニングで、最高の結果を残す自分のパフォーマンスをシミュレーションをすることを語っていた。本格的にグラウンドで練習ができない今だからこそ、試合で活躍することをイメージする。1人で向き合える時間が長いからこそ、自分のプレーをじっくり見つめ直すのも良いのではないだろうか。
(取材=田中 裕毅)
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