News

打率を残せるバッターに!高校日本代表4番・石川昂弥(東邦)が世界で見つけた課題

2019.09.20

打率を残せるバッターに!高校日本代表4番・石川昂弥(東邦)が世界で見つけた課題 | 高校野球ドットコム
石川昂弥(東邦)

 高校通算55本塁打の石川昂弥東邦)がプロ志望を表明し、20日に愛知高野連にプロ志望届を提出予定。改めて決意を語ってくれた。

 センバツでは3本塁打を放ち、優勝の原動力となった石川。しかしセンバツ以降の実戦では思うような打撃ができずに苦しんだ。そして夏の大会では2回戦敗退に終わり、石川は1か月、木製バットに対応するために打撃練習中心の練習を積んできた。国際大会に備えて、マシンでは150キロ近いボールに設定し、振り負けないスイングを身に着け、備えてきた。

 それが今大会の活躍につながり、一次ラウンドでは打率.500、1本塁打、8打点の活躍を見せたものの、二次ラウンドでは思うような打撃ができず、24打数9安打、1本塁打9打に終わった。石川は体力的にきつかったと振り返る。
 「9日間、8試合というのが高校3年間で初めての経験で、二次ラウンド以降は本当にきつかったですね」

 大会中、雨が多く、試合中断が多かったことも調子を落とす要因になった。ただその経験も今では財産だ。
 「プロを目指す自分にとって、8連戦、9連戦は絶対にあると思います。その体調の整え方など体力面の強化などいろいろ課題が見つかってよかったと思います。また打撃では苦手だった内角を本塁打にすることができて自信になりました」
 帰国してからは世界大会でつかんだ感触を忘れずに練習に取り組んでいる。

 将来は本塁打よりも打率を残せる打者になりたいと意気込む石川。レベルが高い舞台でもポジティブな気持ちで、結果を残し続ける石川のメンタリティの強さはプロの世界でも大きく生きることだろう。

(記事=河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.25

筑波大新入生に花巻東、國學院栃木、北陸の甲子園組! 進学校からも多数入部!

2024.04.25

【静岡】夏のシード16校が決定、聖隷クリストファー、常葉大菊川はノーシード<春季県大会>

2024.04.25

捕手から最速152キロ右腕へ。村上泰斗(神戸弘陵)は“球界人気理論”を生かしたマエケン流フォームでドラフト候補へ急成長!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.04.25

【群馬】健大高崎、前橋育英などがベスト8進出! 桐生第一は渋川青翠に敗れ夏ノーシードに<春季大会>

2024.04.25

【秋田】昨秋の県大会王者・金足農は大館鳳鳴と対戦! 秋田修英と秋田中央が初戦で激突!<春季県大会組み合わせ>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!