過去10年間の夏の甲子園決勝を振り返る!【2013年・前橋育英(群馬)対延岡学園(宮崎)】
関東一時代のオコエ瑠偉
「過去10年の夏の甲子園決勝を振り返る」シリーズ第5弾。今回は2013年の第95回大会決勝を振り返っていこう。夏の甲子園初出場の前橋育英(群馬)と、県勢初の甲子園決勝進出となった延岡学園(宮崎)による対戦となった。
試合はまず、4回裏に延岡学園が二死満塁から7番・薄田凌のサード内野安打と相手エラー、さらに9番・横瀬貴広のライト前タイムリーで3点を先制する。続く5回表、前橋育英は先頭の8番・田村駿人のソロ本塁打をきっかけに四球やエラーも絡み同点に追い付くと、7回には4番・荒井海斗のレフト前タイムリーで前橋育英が勝ち越しに成功した。前橋育英の先発・高橋光成はストレートと縦横のスライダー、フォークを巧みに操り3失点完投。前橋育英が4対3で勝利し、群馬県勢として14年ぶりの優勝となった。