履正社のスラッガー・井上広大、打ち取られていたカーブを見事に捉え今大会第2号!
清水大成(履正社)
大会11日目、履正社vs高岡商の一戦。4番・井上広大が今大会第2号を放った。井上はここまで右サイドの荒井大地のストレート、カーブに苦しみ、全くタイミングが合わない空振りを見せていた。
しかし4打席目となった6回裏、そのカーブに狙い球を絞り、外角のカーブに対し肘を伸ばして拾うように捉えると、打球は左中間スタンドへ。これで高校通算48号本塁打とした。
井上は長打力が注目されるが、凡退しても打席の中での修正力が高いスラッガーだ。打ちにくい荒井に対しても試合の中でしっかりと対応してきた。これで、今大会は初戦の霞ヶ浦の鈴木寛人からは本塁打、続く津田学園では前 佑囲斗からストレートをとらえ二塁打と3試合連続で長打を放ったことになる。
さらに、第5打席でも左前安打を放ち、この試合5打点の活躍。井上は「ポイントが前になりすぎていたので、自分の体の中で振れるように、修正しました。第3打席まで左中間へ意識していましたが、第4打席以降は右中間を意識して打ったので、投手によってどの方向を意識を置くか、考えていきたいです」とコメント。
今回のホームランのように試合後半になるにつれて打撃を修正して結果を残していく井上。
準々決勝以降でもその力を存分に発揮し、チームを勝利に導く豪打が期待される。
【組み合わせ・応援メッセージ】
■第101回全国高等学校野球選手権大会