清宮は5月2日!根尾昂ら高卒ドラ1のデビューはいつになる?
2018年が終わり、2019年が始まった。すなわち、2月1日の春季キャンプ開始まであと1ヶ月を切ったということになる。とくに2018年のドラフトで指名された新人選手は、初めてのそれとあり期待と緊張が入り混じっているのではないだろうか。
左から小園 海斗(報徳学園) 根尾 昂(大阪桐蔭) 藤原 恭大(大阪桐蔭)
そんななか、小園海斗(報徳学園高校→広島1位)と藤原恭大(大阪桐蔭高校→ロッテ1位)のふたりがバッティングセンターで「打ち初め」を行ったという。首脳陣だけでなく、多くのファンが注目するふたりはこれからも一挙手一投足が話題となるだろう。
まずはキャンプを無事に走り抜け、オープン戦で結果を出し、開幕一軍を目指したいところだ。
さて今から1年前、高卒ドラフト1位の新人は清宮幸太郎(日本ハム)をはじめ5人いた。その5人の一軍デビューはいつだったのか振り返ってみたい。
清宮のデビューは5月2日
早稲田実業時代の清宮 幸太郎(日本ハム)
2018年シーズン、もっとも話題を集めた新人といっても過言ではないのが清宮だろう。新人合同自主トレから常に多くの報道陣がついて回った。その清宮の一軍デビューは5月2日だった。新人合同自主トレでの怪我が響き、出遅れたことで開幕一軍とはならなかったのである。その注目された初打席は岸孝之(楽天)からフェンス直撃の二塁打。さすがの打撃を見せてくれた。
清宮とともに履正社高校時代から比較され続けていた安田尚憲(ロッテ)のデビューは清宮から遅れること約3ヶ月。8月10日のことだった。清宮のように初打席初安打はならず、西勇輝(オリックス)の前に空振り三振に倒れている。
そして村上宗隆(ヤクルト)。ファームで圧倒的な成績を残していたがチーム方針もあり、デビューは9月16日と遅かった。しかし、その初打席はなんと清宮、安田のそれを上回る本塁打。初の守備機会で失策を犯したが、バットで取り返したのである。
その他のふたり、中村奨成(広島)と吉住晴斗(ソフトバンク)は一軍での出場機会を得ることはできなかった。
このように2018年は高卒ドラフト1位のなかでは、清宮がもっともデビューが早かった。しかし初打席の結果だけを見ると、もっともデビューの遅かった村上が本塁打となっている。
小園、藤原そして根尾昂(大阪桐蔭高校→中日1位)、太田椋(天理高校→オリックス1位)、吉田輝星(金足農業高校→日本ハム1位)の5人の初出場はいつ訪れるのだろうか。そしてどのような結果を残してくれるのだろうか。楽しみは尽きない。
(記事=勝田聡)