
武蔵大・松崎 公亮(2年=聖徳学園)
大学2年生世代の投手では157キロを出した法政大・篠木 健太郎投手(木更津総合出身)が日本代表に選ばれていたが、代表の選考合宿に参加した武蔵大の松崎 公亮投手(聖徳学園出身)も負けていなかった。今春の首都1部では、3勝1敗、防御率0.70、38.2回を投げ、30奪三振と抜群の安定感を発揮した。
最速151キロの直球には角度があり、スライダーや、フォーク、カーブなど各種の変化球の精度も抜群だった。松崎の良さは緩急を使った投球ができることにある。脱力ができて、しっかりと打者を見ながら、最適な球種、コースを選んで投げている。投球のコンビネーションの良さを感じた。
紅白戦では見事に2回無失点に抑えたが、個人的には篠木よりも、高評価。投球フォームを見ても、柔軟性の高さがあり、スカウトが好む要素が備わっている。順調にいけば、2年後、ドラフト上位を狙える逸材であることは間違いない。