立教大4番・山田 健太

 東京六大学はいよいよ佳境に突入し、優勝争いに注目が集まるが、立教大がその渦中にいる。

 15日は優勝に向けて落とせないところで、早稲田大に連勝して勝ち点を奪取。結果以上に成果のある勝利だったといっていい。残りは明治大戦となっている。

 プロ注目の山田 健太内野手(4年=大阪桐蔭)は15日の早稲田大戦で先制適時打を含む4打数2安打2打点の活躍を見せた。連勝で勝ち点を手にしたことに「良かったと思います」と安堵しているようだった。

 ここまでリーグ戦9試合を戦い終えて28打数9安打、打率.321で全体11位まで浮上。またリーグ通算71安打に到達し、現役選手の最多安打の座を維持している。「自分の役割を全うしようと思って打席に立っています」と厳しいマークにあいながらも、高望みをせずにチームの勝利に貢献することを考えてバットを振り抜いていることが、結果に繋がっているようだ。

 早稲田大との一戦を前に「リーグ戦ですが、『トーナメントを戦うくらいの気持ちでやっていこう』と話をしました」とチームメイトに発破をかけてきたという。そうしたプレッシャーを自らかけても、主将として先頭に立って2試合で3安打と結果を残した。

 大阪桐蔭時代から常に注目を集めても、期待に応える結果を残し続けている印象が強い。重圧に負けることなくベストパフォーマンスを見せているわけだが、そこにあるのは「自信をもってやることです」という。

 「トーナメントは一発勝負のこわさがありますが、そこで自分の力を発揮するには、自信をもってやることが大事だと思っています。そのために練習をやってきたわけですし、これまでやってきた練習を信じてプレーすることで自分の力は発揮できると思います」

 最終的にはトーナメントを勝ち切ることにもつながるだろうと、大阪桐蔭時代の経験に基づいて山田は語った。そうしたことも踏まえて「今までやってきたことを変えるつもりはないですが、自分の調子を上げられるようにやっていきたいです」とあくまでこれまでやってきたことを信じて、最終戦に臨むようだ。

 また「残り1カードが一番大事なカードなので、役割を果たせるように1週間準備したいです」と優勝のかかった大一番に向けて静かに闘志を燃やしている。

 「これまでの練習に自信を持つ」というのを口にするのは誰でもできる。しかし、それを本当の意味で理解して、実行できる選手は少ないのではないだろうか。ただ、大学球界のトップを走る山田は、辛く厳しい練習に耐え、高い志をもって鍛錬を積み重ねてきたに違いない。

 その成果は優勝という形で実を結ぶことができるのか。明治大との一戦は21、22日だ。