キャリアハイ18本塁打を記録した清宮幸太郎は覚醒なるか。侍ジャパン戦でも2安打
日本ハム・清宮 幸太郎
先日行われた侍ジャパンとの強化試合にて5番一塁で先発出場し、2安打の活躍を見せた日本ハムの清宮 幸太郎内野手(早稲田実業出身)。プロ入り1年目から1軍出場するものの、昨年は未出場だった。同世代の大学進学組がプロ入りしてきた今年は、BIG BOSSこと新庄剛志新監督に多くの出場機会を与えられ、打率こそ.219となったが試合数129、本塁打数18など多くの項目でキャリアハイを更新した。
昨年までの清宮と大きく変わったことの1つに体型が挙げられる。秋季キャンプに視察に来ていたBISBOSSから減量を提案され、本人は痩せることで飛距離の減少を危惧していたが、今までの自分を変えるためにダイエットを決意した。約2か月で9キロの減量に成功するとスイングにキレが増した。
また今年の清宮が変わった要因に、ソフトバンク・柳田 悠岐外野手(広島商出身)の存在がある。例年は球団施設で自主トレを行っていたが、環境を変えるため柳田の元へ弟子入り。寝食を共に過ごし、一流選手の元で多くのことを吸収した。そんな2人は今年のオールスターに選出されるとホームランダービーに出場した柳田の打撃投手を清宮が務め、球場を盛り上げると、試合でも2人が活躍した。清宮は第1戦で広島・森下 暢仁投手(大分商出身)からサヨナラ本塁打を放つと、柳田は第2戦で決勝のホームランを放ち、ヒーローインタビューで清宮のバットを使用していたことを話した。2人は球団の垣根を超えた関係性となった。
高校時代の華々しい活躍を見ていた人からすると、物足りない成績だろう。ただ23歳という年齢を考えると、まだまだ伸びしろは十分にあると考えられる。来年には新球場も完成する。日本ハムの看板選手を担う活躍に期待だ。
(記事:編集部)