【動画】東都2部の最多安打記録保持者・高部瑛斗は「幕張の安打製造機」襲名なるか
高部瑛斗外野手(東海大甲府出身)
ロッテでは若きエース候補・佐々木朗希投手(大船渡高出身)の活躍が注目されているが、連日の打線の好調ぶりも目が離せない。
直近3試合すべて2桁安打を記録しており、野手陣が開幕1軍へ猛烈にアピールし続けている。そのうちの1人にいるのが大卒3年目の高部瑛斗外野手(東海大甲府出身)だ。
直近3試合で8安打を記録したことで話題となっているが、改めてプロ2年間で残した2軍での成績面を振り返ると、圧倒的な数字が並ぶ。
<2020年>
67試合 打率.344(192打数66安打)
1本塁打 16打点 14盗塁 長打率.422 出塁率.367 OPS.789
<2021年>
61試合 打率.327(205打数67安打)
4本塁打 24打点 28盗塁 長打率.449 出塁率.401 OPS.850
2年連続で2軍戦で打率3割を記録していることもさることながら、OPSの数値も高水準の数字が出ており、いかに高部の実力が2軍ではトップなのか。また、ほとんどの数字の向上が見られることから、確実に高部が成長していることが見て取れる。
国士舘大時代、東都2部リーグ新記録となる129安打をマークした安打製造機として入団。1軍で大きな功績を残せていない現状ではあるが、いよいよ国士舘大時代に見せた打撃技術の片鱗が開花してきたといっていいだろう。
今後のオープン戦でも結果を残すことが、開幕1軍の必須条件であることは間違いない。福浦和也氏(習志野高出身)が背負っていた「幕張の安打製造機」の名を襲名できれば、ぐっと近づくはずだ。2代目の「幕張の安打製造機」候補の今後が楽しみだ。