【楽天】マー君が日米通算200勝へ 岸&涌井がともに2000奪三振狙う
楽天・田中将大投手
プロ野球界の2022年シーズンがスタートした。開幕は3月25日。2月1日のキャンプインから12球団が開幕に向けての準備期間に突入している。
今季の見どころとして、今シーズン中に達成されそうな記録がある。今季はどんな記録がかかっているのか。各球団ごとに投手と野手に分けて紹介していく。
今回は楽天の投手。今季チームに残留を決めた田中 将大(駒大苫小牧出身)が、日米通算200勝に挑戦する。これまでNPBで103勝、MLB(ヤンキース)で78勝で、合計181勝。あと19勝とハードルは高いが、まったく不可能ではない。昨年、内容のいい投球をしながらも勝ち星に恵まれなかった印象もある。打線とのめぐり合わせによっては無理な数字でもないかもしれない。その他、NPBのみの1500投球回にあと29.1回、1500奪三振にはあと136。NPB「ダブル1500」到達もかかる。
2000奪三振を射程にとらえているのが、通算1878奪三振で現役選手トップの岸 孝之(名取北出身)と、通算1874奪三振で岸と4差の2位につけている涌井 秀章(横浜高出身)。岸はあと122で、涌井はあと126。チームメートの先発投手がともに記録達成に挑むことになる。岸も涌井もローテーションでしっかり登板していけば、十分達成可能な数字だ。岸には、あと9勝となった通算150勝もかかっている。
松井 裕樹(桐光学園出身)は200セーブまで、あと35としている。今季中の27歳となるシーズンでの200セーブ到達となれば、30歳6か月で達成した元横浜(現DeNA)の佐々木主浩投手を抜いて、史上最年少となる。
その他、楽天投手の達成がかかる主な記録は以下の通り。
則本 昂大(八幡商出身)
100勝(あと4)
1500投球回(あと50)
塩見 貴洋(帝京第五出身)
1000投球回(あと127.2)
辛島 航(飯塚高出身)
1000投球回(あと140.2)
<楽天で今季プロ入り後、10年目以上を迎える投手>
※2022年支配下登録で育成、MLB期間含む。カッコ内は出身高校。
18年目 涌井 秀章(横浜)
16年目 岸 孝之(名取北)
田中 将大(駒大苫小牧)
14年目 辛島 航(飯塚)
12年目 塩見 貴洋(帝京第五)
福井 優也(済美)
福山 博之(大東)
11年目 釜田 佳直(金沢)
10年目 則本 昂大(八幡商)