日本シリーズ2本塁打の村上と松井秀喜の2つの共通点
ヤクルト・村上 宗隆
11月20日から始まった日本シリーズで、01年以来の日本一に王手がかかっている東京ヤクルト。そのキーマンとして期待されているのが、今季本塁打王に輝いた村上 宗隆内野手(九州学院出身)だ。高卒4年目の村上は39本塁打、112打点、打率.278と球界を代表するスラッガーにふさわしい実績を残した。
村上と比較対象に挙げられるのが、巨人で高卒2年目にして130試合出場、20本塁打を放った松井 秀喜(星稜出身)氏だ。松井氏の高卒4年目(1996年)は38本塁打、99打点、打率.314と村上のような形でリーグ優勝に導いた。
松井氏が出場した1996年の日本シリーズは、村上と同じくオリックスと対戦している。松井氏は3番ライトでスタメン出場したが、計19打数4安打に終わり、見せ場を作ることなく、オリックスに日本一を許した。
村上は第1戦に同点本塁打、第5戦でも第2号本塁打を放ち、4番打者として活躍を見せている。
そして第6戦。オリックスの中嶋 聡監督は沢村賞投手・山本 由伸投手(都城高出身)を先発することを発表した。そんな相手にどんな打撃を見せてくれるのか。松井氏が果たせなかった高卒4年目での日本一を手にすることができるか注目したい。