オリックス上位3人は経験、5位高校生は常連~ドラフト指名選手の甲子園歴
関西大・野口 智哉(鳴門渦潮出身)
今年もドラフト会議で12球団合計77名(支配下のみ)が指名を受けた。その77名の選手達は、ほぼ全員が高校時代に甲子園を目指していたことだろう。
そこで各球団が指名した選手の甲子園出場歴を振り返ってみたい。
1996年以来、25年振りのパ・リーグ制覇を成し遂げたオリックスは先日のドラフト会議において、椋木 蓮(投手/高川学園→東北福祉大)に単独1位で入札し交渉権を獲得した。その椋木は2016年夏の甲子園でベンチ入りを果たしたものの、1学年上に山野 太一(現ヤクルト)が在籍していたこともあり登板機会はなかった。
ドラフト2位の野口 智哉(内野手/鳴門渦潮→関西大)は2017年夏の甲子園に出場。初戦の日本文理戦に「3番・遊撃」で出場し5打数2安打の結果を残した。この試合、日本文理の先発は1学年下の鈴木 裕太(現ヤクルト)で1打数ノーヒットだった。また、9回にはマウンドにも登り1回無失点の成績を残している。
ドラフト3位の福永 奨(捕手/横浜→國學院大)は2016年夏、2017年夏と2度甲子園の土を踏んだ。2年生だった2016年は2試合に代打で出場し3打数ノーヒット。敗れた履正社戦では寺島 成輝(現ヤクルト)の前に一ゴロと三振に封じ込められた。
最高学年となって迎えた2017年の大会では、初戦の秀岳館戦に「6番・捕手」で出場し3打数1安打。田浦 文丸(現ソフトバンク)から本塁打を放つもチームは敗れた。
ドラフト5位の池田 陵真(外野手/大阪桐蔭)は2020年夏の交流試合、2021年春・夏と甲子園に出場している。今春の大会では初戦の智弁学園戦で3安打を放つもチームは敗れた。最後の夏は初戦の東海大菅生戦で4打数3安打の猛打賞を記録。つづく近江戦では3打数ノーヒットに終わりチームも敗退した。
ドラフト4位の渡部 遼人(外野手/桐光学園→慶応大)、6位の横山 楓(投手/宮崎学園→國學院大→セガサミー)、7位の小木田 敦也(投手/角館→TDK)は高校時代、甲子園に出場できなかった。
【オリックスドラフト指名】
※育成指名は除く
※◎は甲子園出場経験あり
<支配下>
1位:椋木 蓮(投手/高川学園→東北福祉大)
2位:野口 智哉(内野手/鳴門渦潮→関西大)◎
3位:福永 奨(捕手/横浜→國學院大)◎
4位:渡部 遼人(外野手/桐光学園→慶応大)
5位:池田 陵真(外野手/大阪桐蔭)◎
6位:横山 楓(投手/宮崎学園→國學院大→セガサミー)
7位:小木田 敦也(投手/角館→TDK)
(記事=勝田 聡)