OBの活躍も目覚ましい佐倉シニア その秘訣は中学野球屈指の練習環境にあり
先発の王彦程(ワン・イェンチェン)
2019ミズノ旗杯関東連盟秋季大会を制し、2年連続での優勝を勝ち取った佐倉シニア。同チームは3月におこなれた第25回リトルシニア全国選抜野球大会でも優勝を果たして全国制覇を達成しており、その強さを改めて示す形となった。
また佐倉シニアの特筆すべき点は、現役選手だけで無くOBの活躍も目覚ましいところだ。
読売ジャイアンツで活躍中の重信慎之介や、ヤクルトスワローズの注目株・金久保優斗、2018年に日本ハムファイターズに指名された田宮裕涼などが近年ではプロ入りを果たし、また高校球児においても高校通算51本塁打を放つ西川僚祐(東海大相模)や横浜のドラフト候補・度会隆輝などが活躍中だ。
これだけ選手が活躍するのには、何か理由があるのだろうか。チームを率いる松井進監督にお話を伺うと、練習設備が整っていることが挙がった。
「うちは設備がしっかり整っているので、多くの選手がうちを選んでくれるからだと思います。練習環境はトップクラスだと思っています」
実際、佐倉シニアの練習場は、中学野球とは思えないような設備が揃っている。
内外野に照明が完備された両翼95メートル、センター120メートルのメイングランドをはじめ、サブグラウンドや屋内練習場、二つのミーティングルームに浴槽など、どんな天候でも安心して練習に打ち込める環境が整っており、もちろんレギュラー選手以外でもしっかりと練習を積むことが出来るのだ。
リトルシニアの春の全国大会である、リトルシニア全国選抜野球大会への出場も濃厚と見られており、来年は全国大会の2連覇も懸かっている。OBの活躍、そして現役選手たちの活躍にこれからも注目だ。
(記事=栗崎 祐太朗)