23日、大学日本代表26名が発表された。特に選考が激戦だったのが、投手だ。堀井哲也代表監督は「投手は本当に悩みました。外れた投手も良いものを見せていました。対アメリカを意識して、投手10人を選ぶのは苦渋の決断でした」と語るように、選外になった投手たちもこの合宿でアピールしていた。
元ロッテの渡辺俊介氏を父に持つ渡辺 向輝投手(4年=海城-東京大)はこの合宿で3試合連続無失点の快投を披露していた。
ドラフト上位候補に挙がる剛腕たちも選考漏れとなった。
159キロ右腕・工藤 泰己投手(4年=北海-北海学園大)はこの合宿で154キロをマークし、2試合に登板して、3回無失点の好投。同じく158キロ右腕・堀越 啓太投手(花咲徳栄-東北福祉大)は常時140キロ後半の速球、縦に鋭く落ちるスライダーを披露し、紅白戦では3回を投げ、被安打5ながら、1失点。絶好調ではなかったが、引き出しは増えたと手応えを感じていた。それでも選出された速球投手と比べると一歩劣る内容だった。
野手では阪上 翔也 外野手(4年=神戸国際大付-近畿大)、岡城 快生外野手(4年=岡山一宮-筑波大)が選出漏れ。阪上は合宿3日目で3打数2安打を記録し、強打を発揮したが、今年は強打型の外野手が多く、一歩及ばなかった。
岡城は最終日でセーフティバントを決めるなど、持ち味の快足を示し、シュアな打撃、強肩を披露したが、選出にはいたらなかった。
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