<わかさ生活 第75回JABA京都大会 予選Bブロック:NTT西日本11-2三菱自動車倉敷オーシャンズ>◇24日◇予選リーグ◇わかさスタジアム京都
NTT西日本がコールド勝ちで連勝。予選リーグ突破に一歩前進した。
先発を任された最速151キロ右腕の松井 大輔投手が7回を投げて、7安打1四球4奪三振2失点の好投。7回二死から2ラン本塁打を浴びるまでは無失点投球を続けた。
松井は青山学院大出身の2年目。大学の同期にはドラフト1位でプロに進んだ常廣 羽也斗投手(広島)と下村 海翔投手(阪神)がいる。
松井のウリは球速以上に威力があるストレート。この日はチーム所有のスピードガンで最速149キロを計測した。
「ストレートで押すところは押したんですけど、それ以上に今日は変化球を上手く使いながら、真っすぐ一本に絞らせないようなピッチングができたと思います」と投球を振り返った松井。スライダー、カーブ、フォークを駆使しながら順調にアウトを積み重ねた。
コールド勝ちまであとアウト一つに迫った7回裏には二死一塁から甘く入ったストレートを被弾。「スポニチ大会でも7回にホームランを打たれて交代することがありました。7回をどう踏ん張っていくかが課題というか、乗り越えないといけないところだなというのを確認しました」と試合後のミーティングでは投手コーチと話し合う場面も見られた。
昨年まで主戦格を担った伊原 陵人投手がドラフト1位で阪神に入団。「冬から『自分が柱になる』と思って取り組んできました」と冬場はフィジカル強化に取り組み、より球威が増した。
新たなエースとしての階段を上りつつある松井。今後の投球に要注目だ。