村上宗隆、最年少200本塁打へリーチ! 番長・清原超えは確実の超記録
村上 宗隆
ヤクルト村上 宗隆内野手(九州学院出身)が、史上最年少200号にリーチをかけている。プロ7年目の今年、9日まで8本を積み重ねて、通算199本塁打に達している。
2000年2月2日生まれの村上は、現在24歳3カ月あまり。元巨人などで活躍した清原和博氏が24歳10カ月で到達した史上最年少200号記録の更新は、ほぼ間違いない状況だ。
10日からは巨人3連戦が予定されている。それも本拠地・神宮球場の試合。舞台は整ったというしかないだろう。
しかし、楽な相手ではない。巨人の予告先発、エース戸郷 翔征投手(聖心ウルスラ出身)をあまり得意にしていない。
<村上の対戸郷成績>
20年 6打数1安打0本塁打 3三振2四球1死球 打率.167
21年 8打数4安打1本塁打 1三振4四球 打率.500
22年 7打数2安打0本塁打 3三振4四球 打率.286
23年 8打数1安打0本塁打 2三振2四球 打率.125
合計 29打数8安打1本塁打 9三振12四球1死球 打率.275
2021年4月、東京ドームで放った1発が戸郷から放った唯一の本塁打。その翌22年からは15打数3安打と抑え込まれ、昨年に至っては1安打しか打てなかった。
その「苦手」な右腕から、メモリアルな200号を放つことで、これからの弾みにもしたいところだろう。
本塁打ばかりに目がいくが、村上が今季32試合で、選んだ四球は30。このペースでいけば今季130四球を超える可能性がある。村上のキャリアハイは22年の118だが、130を超えてキャリアハイとなれば、巨人・丸 佳浩外野手(千葉経大附出身)が広島時代(2018年)にマークした130を超えて、現役のシーズン最多四球となる。村上の上には、シーズン記録の1位(158)から3位(138)までを独占する王貞治しかいなくなる。
選球眼がいいのは強打者の証でもある。200号到達もさることながら、三冠王を獲得した22年以上の四球を選び、ボール球には手を出さず失投は逃さない打撃ができれば、2度目の「偉業」も夢ではなくなってくるだろう。
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