【春季千葉県大会】中央学院が逆転勝利でベスト8!15奪三振完封の好投手の攻略に成功
逆転勝ちを収めた中央学院
<春季千葉県大会:中央学院4-2拓大紅陵>◇27日◇3回戦◇千葉県野球場
選抜ベスト4の中央学院が強豪・拓大紅陵に逆転勝利を挙げ、ベスト8入りした。先発の颯佐 心汰投手(3年)が2回表に2点を失い、4回途中まで8安打を浴び、降板。2番手の蔵並 龍之介投手(3年)が後続を抑えると、4回裏に反撃。この回から登板したエースの竹内 界翔投手(3年)から6番小澤 遼大内野手(3年)の適時二塁打、7番岩崎 伸哉内野手(3年)の犠飛、8番颯佐の右前適時打で逆転に成功。5回裏にも4番中村 研心内野手(3年)の適時打で4点を奪った。竹内は2回戦の幕張総合戦で15奪三振完封勝利を挙げた県内でも上位に入る好右腕。
中村主将は「竹内くんの登板時にもう一度、気持ちのギアを上げることができた。自分たちはデータがとられている中でも狙い球をしっかりと絞ることができていた」と、ストライクを取りに行ったストレート、変化球を弾き返していた。
4回途中から登板した蔵並は無失点の好投。140キロの速球、120キロ前半のスライダー、フォークが光った。
「颯佐から8安打打っていましたけど、自分の角度のあるストレートならば、詰まると思って、それを軸に投げることができた」
相手打者の狙いを外す投球で強力打線を封じた。
劣勢の展開になっても、冷静に状況を見極め、勝機を見出す中央学院の試合運びは貫禄がある。