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広陵vs八戸学院光星が実現するなど見応えたっぷり!大会4日目の見所

2019.03.25

 第91回選抜高等学校大会4日目。トーナメントの右側で最も好カードな広島広陵vs八戸学院光星が実現するなど見応えたっぷりのカードが多い。そんな3試合の見所を見ていきたい。

広陵vs八戸学院光星が実現するなど見応えたっぷり!大会4日目の見所 | 高校野球ドットコム
大会4日目を制するのは?

第1試合 筑陽学園vs福知山成美

 センターラインのレベルが非常に高いチーム同士の対戦。筑陽学園はエース・西雄大、145キロまで球速を伸ばした大型右腕・西舘昂汰、左腕・菅井 一輝とバランスが取れている。リードする進藤勇也はスローイング、キャッチング、インサイドワークが優れ、江口監督が「このチームは進藤のチームですよ」と信頼するほど。強打の二塁手・江原佑哉、期待の大型遊撃手・中村敢晴、強肩強打の外野手・福岡大真など野手のタレント力も優れ、投打ともに力を発揮したい。

 対する福知山成美は技巧派右腕・小橋翔大、正捕手・原陽太のバッテリーで失点を防ぐ。バランスが取れたショートストップ・東原成悟、一発も狙える佐藤翔平など巧打者で筑陽学園投手陣を攻略したい。

 ともに鍛えられた守備で、3,4点での勝負が期待できそうだ。

第2試合 広島広陵vs八戸学院光星

 トーナメントの右側では屈指の好勝負が実現。広島広陵の持ち味はなんといっても140キロ越えが3人もいる強力な投手陣だ。最速148キロ右腕・河野佳、縦振りのフォームから繰り出す140キロ前後の速球とカーブを操る石原勇輝、左スリークォーターから140キロ前後の速球を投げ込む森勝哉の3人が本調子ならば打ち崩すのは難しそうだ。打線は対応力が高い宗山塁を中心に巧打者が並び、着実に点を重ねる。

 一方、八戸学院光星武岡龍世近藤遼一の3,4番以外でも強打のセカンド・伊藤大将、強肩強打の捕手・太山 晧仁大江 拓輝など非常に魅力的な野手が揃っている。どの場面からでも長打攻勢で畳みかける怖さがあり、どこで爆発するか読めない。140キロ以上の速球にも対応できる力は十分にある。投げては後藤 丈海が巧みな投球術で広島広陵打線をかわせるか。

 すべては八戸学院光星打線の対応力次第。八戸学院光星とすれば、打ち合いに持っていきたいところだ。

第3試合 富岡西vs東邦

 お互いエースで4番が柱となっているチーム同士の対戦。
 富岡西はエースで4番の浮橋幸汰、打率.667を記録している主将・坂本賢哉が打線のキーマン。東邦はエースで4番で主将の石川昂弥は大会注目のスラッガー。昨年の選抜では不発に終わり、悔しい思いを味わった。熊田 任洋など能力が高い野手はそろっているが、エンジンのかかりが遅いのが課題。それが致命傷となった試合もある。富岡西としては序盤から一気に仕掛けて、試合の主導権を握っていきたいところだ。

 富岡西があっと言わせる戦いを見せるか、それとも東邦が評判通りの強打を発揮できるか。東邦ナインからキーマンとして挙げられた左腕・植田結喜の投球にも期待がかかる。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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