第599回 勝利への最短ルートは割り切ること!自分たちのできる野球をする 開成(東京)野球部訪問【後編】2019年03月17日

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【目次】
【開成の練習の様子をギャラリーでチェック!】
[1]100%を追い求めすぎてはいけない
[2]やってきたことをやれば結果はついてくる

 前編では開成がバッティングに特化する理由や、選手たちに監督が伝える技術論に迫った。後編では試合への考え方や春への意気込みを伺った。

 ミスして当たり前だからこそバッティング!独特のスイング軌道で革命を起こす! 開成(東京)野球部訪問【前編】

100%を追い求めすぎてはいけない



スローイングの態勢に入る選手

 青木秀憲監督の話を伺っていると、野球の常識から離れた大胆な発想だと感じる。では、どうしてここまで大胆なことができるのか。

 「下手な人間、不利な人間があれもこれもとやろうとすると絶対ダメなんです。博打を打たないといけないんです。
 例えばピッチャーは試合が始まると打たれたくないとか、このバッターを抑えたいとか。また、点を取られたくないとか、欲求に負けて無駄な力を出したりとか今の実力では出来もしないコントロールをつけようとしてしまいます。
 それが結果的にできればいいのですが、大半の選手は上手くはいかないので、そうするとやっぱりそういった出来もしないことを無理してやってしまうと、かえって不利な状況に追い込まれてしまうんです。その結果、5点も10点も取られる結果になってしまうんです。」

 真面目な選手であればあるほど100%を求めてしまうので、割り切らないと持っている力も発揮できない。自分のできる範囲をやっておけばなんとかなる場合が多いと青木監督は考えている。
 青木監督は、思い切って割り切ったプレーをしないと勝ちに繋がらないということを選手に伝えることで、自分が培った技術を試合で発揮できるようにしているのだ。

 一か八かのプレーをすることに、「やっぱりなかなか勇気が必要ですが、案外どうにでもなれというような感じでボールに向かって早く近づくと、練習試合でも結果が出たことがあった。」と丸澤勇介選手が振り返ると、
 「最初聞いたときはびっくりして出来るか不安でしたが、練習がウチは少ないので、大胆なことをしないと普通のチームと同じような事をやっていてもインパクトもないですし結果も残せない。
 少しでも違うことをやらないといけないというので勇気がいりますが、そうした方が勝てる可能性が高いので博打を打つほうがいいかなと思って割り切っています」と佐藤和真主将は話す。

【次のページ】 やってきたことをやれば結果はついてくる

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