スーパー野球選手・西純矢(創志学園)。類まれな野球センスに注目!
スーパーピッチャーといえば、佐々木朗希(大船渡)、奥川恭伸(星稜)の2人が浮かぶが、スーパー野球選手といえば、西純矢(創志学園)だ。最速154キロの速球と、切れ味鋭い変化球が注目されるが、打撃・守備も素晴らしいセンスを併せ持つ。
U18合宿の打撃練習では、しっかりと下半身でタイミングを取って、フォロースルーまで豪快に振り抜く完成度の高い打撃フォームから、長打性の当たりを連発してみせた。
守備練習でも、昨年秋にショートを守った経験がある西は、合宿初日のショートの練習中にも、軽快なフィールディングを見せた。
何においても、そつなくこなすのが、西純矢なのだ。
今夏の岡山大会では、準決勝で倉敷商に0対3で敗戦し、甲子園に戻ることができなかった。それでも、大会後は気持ちを切り替え、日本代表へ向けての調整を続けてきた。合宿初日のマウンドでは、力のある速球を投げ込み、順調な仕上がりぶりを示した。
「自分は力んでしまう傾向があるので、バランスを意識して投げました」と語った西。
強気なピッチングがウリの西だが、昨年は気持ちが出すぎて、投球フォームのバランスが崩れることがあった。
しかし、この1年で、メンタルコントロールもできるようになり、最終学年では安定したピッチングをみせてきた。悲願の世界一へ向け、マルチな活躍を期待される 西純矢に注目したい。
(記事=河嶋 宗一)
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