Column

東筑(福岡県)「目指すは2年ぶりの夏の甲子園!今年は脱坊主チャレンジにも取り組む!」

2019.06.04

1つでも多くの課題を消化して夏をむかえたい


練習に打ち込む東筑の選手たち

■10回目の甲子園出場を目指す名門

 過去、春夏合わせて9回の甲子園出場経験がある東筑。エース・石田 旭昇(現・法政大)を擁し、2017年夏と2018年春の甲子園に連続出場したことは記憶に新しい。
 そんな東筑のOBには俳優の高倉健、そしてイチロー野茂英雄を育て上げた、仰木彬氏などがいる。

■全面で使えるのが3日の練習環境

 他の部活動と併用して校庭を使っているため、月・水・金の3日間のみ全面を使って練習ができる。「甲子園に行く」というチームの目標を達成するべく、3年生20名、2年生18名、1年生17名の計55名が日々切磋琢磨をしている。

■良さを引き継ぎ、自分たちらしさをもって始まった新チーム

 「先輩方の良いところを継承しつつ、自分たちらしさを出して戦うこと」をテーマに新チームがスタートしたと語るのは、手嶋琳太郎主将だ。昨秋は真颯館の前に敗れ、2年連続の選抜を逃したものの、夏の甲子園に向けて個人個人が自分に合ったトレーニングを考えて取り組んできた。

 そして迎えた今春、県大会の北Aブロックの代表決定戦(5回戦)で九州国際大付と対戦。しかし結果は0対10という内容。「九州国際大付との圧倒的な力の差を感じた印象的な試合だった」と手嶋主将は振り返った。

■ここまで活躍した選手と夏に向けて期待の選手は?

 ここまでチームを牽引したのは、チャンスに強い和久田秀馬と、好投を見せる松本丈太郎の2人だ。だが夏は、久志堅真が鍵を握るのではないかと手嶋主将は考える。久志選手のプレーに注目だ。
 またホームランを打つ力を備えた大砲・楠田圭佑の活躍にも目が離せない。

■最後は笑って終われる夏にしたい!

 現在は1つでも多くの課題を克服すべく、名物メニューである坂ダッシュ20本など練習に励む東筑。今年のチームは脱坊主チャレンジなどに取り組んだりしながら、仲の良さ・爆発力ある打線・短期集中が強みになった。
 笑って終われる夏にするために、これらの強みを生かして東筑は2年ぶりの聖地を目指す。

[page_break:思い出深い聖地へもう一度!/走攻守の揃ったチームで最後まで全力で駆け抜ける!]

思い出深い聖地へもう一度!


バント練習をする東筑の選手

 引き続き東筑の手嶋主将には話を伺いながら、ここからは副主将の和久田秀馬選手にも話を伺います。

Q.夏へ向けて見つかった課題を教えてください

手嶋:勝負所での集中力や打撃の粘り、そして実践力だと思います。
和久田:ミスをしてはいけないときにミスが目立つ守備の不安定さ。そして、相手に押されても跳ね返せない勝負に弱い打撃です。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

手嶋:春夏の甲子園が一番残っているので、やっぱり自分たちの代でも甲子園という思いが強いです。
和久田:やっぱり甲子園です。家族や友達はもちろん、自分たちが知らない、自分たちと関わりを持たない大勢の人たちが大声援で応援してくれたときの感動が今でも忘れられないです。

Q.応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

手嶋:ハツラツとしたプレーです!
和久田:チャンスでの1本を見てほしいです!

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

手嶋:スイングの強さならどこにも負けません!
和久田:野球の時間だけではなく、勉強の時間も競い合えることです。

Q.この夏はこういう夏にしたい!というのを教えてください

手嶋:一戦一戦を大事に戦い、悔いの残らないようにしたいです
和久田:秋と春はコールド負けをしている力のない自分達に、常に期待して応援してくださっている方々を喜ばせる夏にしたいです!

 手嶋主将、和久田選手、ありがとうございました!

走攻守の揃ったチームで最後まで全力で駆け抜ける!


東筑の集合写真

  ここからは東筑高校の青野浩彦監督にお話を伺いました。

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなチームを作り上げてきましたでしょうか。夏に向けてどんなチームを目指していますか?このチームの強みを教えてください。

 例年通り、走攻守が揃ったチームを目指しています。

Q. 最後の夏に燃える3年生や部員たち皆様へのメッセージをお願いします。

 最後に悔いの残らないように全力で戦い抜いてください。

 青野監督、そして東筑高校のみなさんありがとうございました!

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今年も大好評!
【僕らの熱い夏 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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