Column

野球愛は選手にも負けない!三浦学苑高等学校

2017.06.16

 神奈川県横須賀市にある三浦学苑は普通科と機械技術科があり、多数のコースが設置されている。野球部は今春の県大会で4回戦に進出。慶應義塾に惜しくも1点差で敗れたが夏に期待の戦いぶりをみせた。三浦学苑57名の選手たちを支える2人のマネージャーに直撃した!

マネージャ―も野球が大好き!

 三浦学苑57名の選手たちを支えるのは2年生の川之上 美優さん、山田 菜央さん、1年生の真辺 想楽さんの3人。練習の補助をはじめ、選手の体重測定やプロテインづくり、掃除を行う。
三浦学苑の2年生マネージャ―、川之上さんと山田さんは選手に負けないくらい野球が大好きだ。

 川之上さんの兄は同じく野球部の3年生。高校入学する前の3月から野球部の練習に参加しサポートしていた。川之上さんは東海大相模が全国優勝したときの選手がご近所のようで甲子園まで応援にも行った大の野球一家でもある。

 山田さんは小学1年生から中学3年生まではソフトボール部に所属。セカンドとして活躍していた。山田さんは小さいころから野球が大好きで、高校野球のマネージャーに憧れていたそう。中学までのプレーをする側から高校ではサポートする側へとなったのだ。

 三浦学苑のマネージャーたちは選手に迷惑をかけないよう気を配り、日々の練習のサポートを行っている。挨拶や礼儀なども大切にし、チームの顔でもある。3年生のマネージャーがいない中、自分たちで何をすべきか考え野球部にとって大きな役割を果たしているのだ。

 ◇日々練習に励む選手たちに一言!
「長い夏になるように頑張ってください!」

[page_break:先のことまで考えて行動]

(三浦学苑)

先のことまで考えて行動

 2年生の山田 菜央さんは「誰からも信頼されるマネージャ―」を目指している。だからこそ今のことだけでなく先のことも考えて行動する。マネージャーになる前は人からの指示を待つことが多かったが今では指示されなくても率先して動くようになったという。

 山田さんは「マネージャーという経験が自分を変えてくれた。もしマネージャ―をしていなかったら他人のこともそんなに考えていなかったと思う。」とマネージャーの経験を通しての成長を語ってくれた。

 山田さんにとって一番楽しい時間は試合のスコアを書いているとき。「選手の頑張っている姿を一番近くで見れるから好きです」とマネージャーらしい一面が覗えた。
なかでも今春の神奈川県大会4回戦、慶應義塾との試合が特に思い出に残っているようで、「主将の伊保が本塁打を打った時にベンチが1つになった。」この時みんなとハイタッチしたようで、当時の喜びを話してくれた。

 小さなことでも「ありがとう!」といわれることがとても嬉しいという山田さん。同時にマネージャーのやりがいを感じている。山田さんは「やめたいと思ったことは一度もありません!」と野球部が大好きだ。

 今春16強まで進んだ三浦学苑。この結果を夏に越えられるようマネージャーたちも選手たちのために懸命にサポートを続けていく。

 三浦学苑高等学校野球部の皆さん、ありがとうございました!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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