8日、関東第一vs大阪桐蔭の親善試合は1勝1敗で終えた。関東第一は高い機動力、大阪桐蔭は全国トップレベルの投手力を披露した。

 この試合では期待の1年生が5人ベンチ入りしていた。大阪桐蔭では、昨年のU-15代表入りを果たした大型右腕・今井 幹太朗投手(背番号24・東京城南ボーイズ)、ボーイズ日本代表入りした強打のセカンド・谷口 球児内野手(背番号25・宮崎県南ボーイズ)がベンチ入り。谷口は9番セカンドでスタメン出場し、打撃では無安打に終わったが、守備での所作を見ると、身体能力の高さが伝わる逸材だ。

 関東第一では、田村 大稀内野手(背番号12・取手シニア)、佐宗 悠樹外野手(背番号18・世田谷西シニア)、柴崎 壮佑捕手(背番号20・東京日本橋ボーイズ)がベンチ入り。田村は第1試合でスタメン出場し、佐宗、柴崎は第2試合でスタメン出場した。3人はそれぞれ中学時代、主力で活躍し、柴崎はU-15代表にも選出された実力者だ。

 田村は軽快なセカンド守備、佐宗は抜群の俊足、柴崎はキャッチング、ストッピング技術を評価されている。これまでの練習試合でアピールして招待試合でベンチ入りを果たした。米澤貴光監督によると、夏勝つために全学年で競争しあっており、1年生3人の存在は上級生にとっても刺激になっている。

 試合を見るとまだミスがあり、高校野球のレベルに押されているところはあるが、潜在能力の高さは伝わる。今後の活躍に注目だ。