【センバツ4日目】宇治山田商16年ぶり春白星、広陵は4大会連続初戦突破、青森山田は木製バットの吉川がサヨナラ演出
髙尾響(広陵)、伊藤英司(青森山田)
第96回選抜高校野球大会は21日、第4日1回戦3試合が行われ、宇治山田商(三重)、広陵(広島)、青森山田(青森)が初戦を突破した。
第1試合は宇治山田商がアクシデントにも負けずに東海大福岡(福岡)に5対4で競り勝ち、前回出場の2008年以来、16年ぶりにセンバツ勝利を挙げた。試合前に体調不良を訴える選手が出て、試合中にも頭部に死球が当たるなど、アクシデントによる選手交代が多かったなか、ナインの気持ちがひとつになって勝利をつかんだ。
第2試合では広陵が高知(高知)に3対1で勝利し、4大会連続でセンバツ初戦を突破。センバツ43勝目となり、龍谷大平安(京都)に並びセンバツ勝利数で5位に並んだ。先発の絶対的エース右腕の髙尾 響投手(3年)が、5安打11奪三振の1失点(自責0)完投でチームに勝利をもたらした。
第3試合では青森山田(青森)が京都国際(京都)に4対3で9回サヨナラ勝ちし、センバツ初勝利。八戸学院光星とともに、センバツ史上初めて青森県勢2校が初戦突破を決めた。9回裏、木製バットを使用した吉川 勇大内野手(3年)が左中間への三塁打を放ってチャンスメーク。伊藤 英司内野手(2年)の左前サヨナラ打を呼び込んだ。
第5日の22日は大阪桐蔭(大阪)など、強豪校が多数出場。1回戦3試合が予定されている。
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