宇治山田商がアクシデント続きも一丸となって勝利、東海大福岡は1点に泣く
<第96回選抜高校野球大会:宇治山田商5-4東海大福岡>◇21日◇1回戦◇甲子園
宇治山田商(三重)がアクシデントにも負けずに東海大福岡(福岡)に競り勝ち、前回出場の2008年以来、16年ぶりにセンバツ勝利を挙げた。
4対4で迎えた6回に9番の加藤 一路内野手(2年)の左前適時打で1点を勝ち越し。3人の投手リレーで東海大福岡の反撃を食い止めた。
宇治山田商は3回に中川 春輝三塁手(3年)が頭部に死球を受けて交代。6回には左翼手の郷 壱成外野手(2年)が好プレーの際に足がつってベンチに下がった。相次ぐアクシデントもあったが、ナインの気持ちがひとつになって勝利をつかんだ。村田監督も「選手たちが粘り強く戦ってくれた。東海大会準決勝で悔しい思いをしているので、その悔しさを忘れずに。そのことは試合中もずっと伝えてきた。継投のタイミングは思い切りよくできた」とナインの奮闘を称えていた。
東海大福岡はバッテリーミスなどの守りのミスが響いての敗戦。先発の佐藤 翔斗投手(3年)は「今日は上手くコントロールできずに苦しんだ。開きも早いフォームで、なかなかコントロールできなかった」と悔やんでいた。打線では注目の野上 夕輔外野手(2年)の2点適時打など一時は3点差を追いつく集中打を見せたが、7年ぶりのセンバツ勝利にはあと一歩届かなかった。
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