【センバツ3日目みどころ】全試合完投、耐久の大黒柱・冷水と中央学院の機動力の対決に注目!
黒澤后琉(山梨学院)、颯佐心汰(中央学院)、冷水孝輔(耐久)
第96回選抜高校野球大会(センバツ)第3日の見どころを紹介する。
① 創志学園(岡山)-別海(北海道)
東海大相模(神奈川)での甲子園優勝経験のある創志学園・門馬監督の采配に注目。別海の技巧派サイド右腕・堺 暖貴投手(3年)をどう攻略するのか。
② 山梨学院(山梨)-京都外大西(京都)
昨年優勝の山梨学院の初戦。足を生かしたスモールベースボールが身上の打線が、京都外大西の左腕エース・田中 遙音投手(3年)に襲いかかる。
③ 耐久(和歌山)-中央学院(千葉)
大黒柱の投手と、足を使った攻撃の対決が勝敗のカギを握る。耐久の右腕エース・冷水 孝輔投手(3年)は、公式戦9試合すべて完投。78回を投げて、防御率1.73を誇る。直球は130キロ台ながらキレがあり、カットボール、ツーシーム、スライダーと多彩な変化球を自在に操る制球力がある。連投もこなしてきたスタミナも十分で、センバツの舞台でその安定力をどこまで発揮できるか。
対する中央学院は「足」を大きな武器としている。昨年秋の公式戦のチーム盗塁数42は、出場32校中最多。3番に座る水嶋 悠外野手(3年)は昨年秋の公式戦13試合で12盗塁をマークしている。四死球も10と多く、選球眼もいい。打率.333と合わせ、打撃も走力もあるキーマンが、耐久・冷水を苦しめる先鋒役になれるか。
マウンドでの投球を見てみたい選手もいる。耐久の川合 晶翔捕手(3年)は練習試合で完投した実績を持つ。強肩の持ち主で、中央学院の足を封じるカギを握る男が、冷水にもしものことがあった時は頼りになりそう。
中央学院には、本職が遊撃手の最速148キロを誇る颯佐 心汰内野手(3年)がいる。昨年秋の公式戦では5試合に登板し、18.2回を投げて防御率は0.00。俊足が武器でもある1番打者は、「打って」「走って」「投げて」の「三刀流」の活躍ができる。センバツの大舞台でも見てみたくなる。
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