【センバツ】優勝候補は健大高崎と広陵! 健大高崎は超強力打線&2年生2枚看板、広陵は経験豊富な右腕・高尾に「スーパーエース」の予感!
箱山 遥人(健大高崎)、髙尾 響(広陵)
第96回センバツがいよいよ18日に開幕する。今大会は新基準バットが導入されたことで、打球が飛びにくくなるといわれており、ロースコアの試合が多くなりそうだ。
その中で優勝する学校の条件は、以下の3つだろう。
・新基準バットに関係なく強打を発揮
・2人以上の投手が全国レベルの実力を備えていること
・飛び抜けた能力と完投能力を併せもった絶対的なエースを擁するチーム
この条件を満たしているのが、健大高崎(群馬)と広陵(広島)だ。
健大高崎は高校通算10本塁打を超える選手が7人 佐藤・石垣のダブルエースも強力!
健大高崎は投打のバランスが良いが、特に強打者が非常に多いのが特徴だ。高校通算29本塁打の箱山 遥人捕手(3年)を筆頭に、高校通算本塁打が二桁を超えている選手が7人もいる。
箱山 遥人捕手(3年) 29本塁打
森山 竜之輔内野手(3年) 18本塁打
横道 周悟外野手(3年) 18本塁打
田中 陽翔内野手(3年) 17本塁打
齋藤 銀之介外野手(3年) 10本塁打
村山 真琴外野手(3年) 10本塁打
結束 大智外野手(3年) 10本塁打
特に箱山、森山、田中、横道の4人の打撃技術は秀でたものがあり、遠くへ打球を運ぶ。コンタクト能力も高い。健大高崎の打撃理論は「ボールのラインに対してバットの軌道を入れる」こと。全身を目一杯使ったスイングでボールを捉え、打球を飛ばす。新基準バットになっても打球の勢いは衰えることなく、解禁明けの練習試合でも二桁得点をたびたび記録している。
守備もしっかりしており、強肩で経験豊富な捕手・箱山、ダイナミックな守備を見せるショート・田中、センターの髙山 裕次郎外野手(3年)も強肩で、簡単には失点を与えない。
投手陣では、146キロ左腕・佐藤 龍月投手、150キロ右腕・石垣 元気投手の2年生投手コンビが失点を防ぐ。佐藤は強気に140キロ台の直球を内角に攻めて、スライダーの切れ味も鋭い。石垣も最速150キロまで伸びており、順調にレベルアップ。カットボールの精度も高い。
個々の能力はトップクラス。大会序盤は波に乗れず、苦しむかもしれないが、それを乗り越えて勝ち進んでいけば、能力の高い選手たちが持ち味を発揮するのではないか。
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