山田遥楓(楽天)が支配下登録! 開幕まで2週間、あと何人が育成から脱出できるのか?
明豊時代の京本眞、徳島インディゴソックス時代の茶野篤政
12日に楽天が山田 遥楓内野手(佐賀工出身)を、6日には巨人が京本 眞投手(明豊出身)と中田 歩夢内野手(東奥義塾出身)の両選手を支配下登録した。
楽天・山田は支配下登録の経験があり1軍での出場経験もある。巨人の2人、京本は2021年育成ドラフト7位で明豊(大分)から、中田は2022年育成ドラフト4位で東奥義塾(青森)からそれぞれ巨人に入団した。先発としての期待がかかる京本は3年目、遊撃手が本職の中田は2年目で初めて支配下登録された。
両選手ともに、まずは最初のハードルを超えた。次は開幕1軍へ向けて、今以上のアピールが必要となってくる。
昨年は2月1日のキャンプインから開幕までにオリックス・茶野 篤政外野手(岐阜・中京出身)ら4人が支配下登録された。しかし、そのうち3人はいずれも支配下登録の経験がある選手で、純粋に育成ドラフトで指名を受け初めての支配下登録となったのは茶野1人だけだった。茶野は支配下登録だけでなく、開幕1軍、さらには開幕スタメンも勝ち取り、シーズンを通じて91試合に出場。途中、故障で離脱した期間もあったが優勝に貢献した。
2022年は阪神・渡邉 雄大投手(中越出身)ら9人が開幕前に支配下登録された。そのなか、育成ドラフトで指名を受け初めての支配下登録となったのはロッテの小沼 健太投手(東総工出身)と佐藤 奨真投手(関東一出身)、楽天の小峯 新陸投手(鹿児島城西出身)の3人だけだった。
開幕前に初めて支配下登録の座を勝ち取るのは容易ではないが、昨年の茶野のように、いきなり1軍で活躍する選手もいるのは見逃せない。
開幕まであと2週間と少し。オープン戦の中盤まで1軍に帯同している育成契約選手にとっては、開幕前の最後のアピールチャンスとなる。
京本、中田に続いて初めて支配下登録を勝ち取る選手は現れるだろうか。育成選手たちのプレーにも注目したい。
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