新球団・くふうハヤテが広島から初勝利!昨年まで市役所勤務の150キロ右腕が好投、福田秀平がタイムリー!
早川太貴、福田秀平、村上航
ウエスタン教育リーグ くふうハヤテ 6vs4 広島 ◇7日 ちゅ〜るスタジアム清水(静岡市清水庵原球場)
今季からウエスタンリーグに参入しているくふうハヤテベンチャーズ静岡が7日の教育リーグで広島東洋カープの二軍と対戦し、6対4で勝ち星を収めた。これがNPB相手に初勝利となった。
3回表、1点を先取されたが、3回裏、満塁のチャンスから2番ジェリンソン・バスケス外野手がセンターの頭を超える適時三塁打で3点を入れて逆転。前ロッテの4番福田 秀平外野手(多摩大聖ヶ丘-ソフトバンク)の適時打、7番高橋 駿内野手(静岡西-岐阜聖徳学園大-山岸ロジスターズ-茨城アストロプラネッツ-北九州下関フェニックス)の2点適時打で、6対1とした。
先発の早川 太貴投手(大麻-小樽商科大-ウイン北広島)が4.2回を投げて1失点の力投。最速143キロの速球、130キロ前半のカットボールを駆使して、95球を投げ、5奪三振の好投。早川は昨年までクラブチームに所属しながら、北広島市役所に勤務していた投手で、「NPB二軍はこれまでプレーしていた世界とは比べものにならないぐらいレベルが高い世界」と語りながらも、切れのある直球は光るものがあり、赤堀 元之監督は「ストライク先行できている場面もあり、内容が良かった」と高評価していた。
2番手の竹内 奎人投手(静岡高-群馬大)は5回のピンチを抑え、6回も無失点に抑える。
7回表に3番手の二宮 衣沙貴投手(享栄-名城大-琉球ブルーオーシャンズ-茨城アストロプラネッツ)が3点を失い、6対4と2点差に迫られたが、8回表から登板した4番手の前DeNAの田中 健二朗投手(常葉菊川)が力投。DeNAの在籍期間で274試合登板を果たした実力を発揮し、最後の9回表には村上 航投手(札幌白石-北海学園大-ウイン北広島-茨城アストロプラネッツ)が最速145キロの速球、切れ味鋭いスライダーのコンビネーションで三者凡退に抑えた。試合後、選手たちが挨拶すると、スタンドは大きな拍手を送った。
この勝利に赤堀監督は「嬉しい勝利です。投手もよく投げてくれて、頑張ってくれましたし、打線もうまくつないでくれました。これからも静岡県民に喜んでもらえるように、勝利していきたいです」と喜んだ。
くふうハヤテは、1週間後の15日に本拠地でオリックスとのウエスタンリーグ開幕を迎える。
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