2019U-18高校日本代表20人の現在地!3割がドライチの最強世代、球界を背負うエース輩出の裏で、習志野、有明出身2人がユニフォームに別れ
左から飯塚 脩人、佐々木 朗希、浅田 将汰
プロ野球春季キャンプも中盤に入った。実戦形式の練習が徐々に増えはじめ、各選手のアピールは過熱している。一方、アマチュア球界では、大学・社会人の加入選手が各チームから続々と発表されている。
選手たちの新天地での活躍が楽しみなところだが、今回はこの春に社会人1年目を迎える2019年のU-18代表メンバーの現在をチェックしていこう。
20人のメンバーのうち、13人がNPBの世界でプレー。そのうち6人が高卒ドラフト1位指名を受ける超ハイレベルな世代である。
当時から世代NO.1の評価を受けていたのは、ロッテ・佐々木 朗希投手(大船渡出身)。今や日本球界を代表する投手へ順調に育った。
佐々木とともに、WBCで世界一に貢献したオリックス・宮城 大弥投手(興南出身)も同級生。ドジャースに移籍した山本由伸投手(都城出身)に代わる活躍が期待されるシーズンだ。
期待という意味では、ヤクルト・奥川 恭伸投手(星稜出身)も注目が集まる。2021年に9勝を挙げて以降、肘の故障などで思うような成績を残せていなかった。今シーズンのキャンプは1軍でスタートしており、ブルペンでも元気な姿を見せている。復活の1年となるのか。
一方の野手陣も各チームで奮闘している。
高卒ドラ1となったのは中日・石川 昂弥内野手(東邦出身)、横浜DeNA・森 敬斗内野手(桐蔭学園出身)の2人。石川は2023年に規定打席に到達など、徐々に力を付けてきた。一方、森は2023年が9試合に止まり、リベンジをかけた1年となるだろう。
1軍デビューを果たしている巨人・山瀬 慎之助捕手(星稜出身)、広島・韮沢 雄也内野手(花咲徳栄出身)。そしてヤクルト・武岡 龍世内野手(八戸学院光星出身)も石川や森同様に、まだ1軍定着というわけではない。1軍デビューを目指す楽天・水上 桂捕手(明石商出身)、阪神・遠藤 成内野手(東海大相模出身)とともに、2024年を飛躍の1年にしてほしい。
NPBで奮闘する13人を除く7人の現在も見ていこう。
東邦から早稲田大に進んだ熊田 任洋内野手はトヨタ自動車に、智辯学園から近畿大に進んだ坂下 翔馬内野手はパナソニックにそれぞれ加入。名門社会人野球チームでどんな活躍を見せてくれるのか。当時2年生だった東海大・鵜沼 魁斗外野手(東海大相模出身)、明治大・横山 陽樹外野手(作新学院出身)は最終学年を迎える。進路が決まる大事な1年だ。
また、高卒で横浜DeNAに入団した浅田 将汰投手(有明出身)、早稲田大・飯塚 脩人投手(習志野出身)は野球から退いている。
5年前、日の丸を背負った20人がこれからどんな道を歩んでいくのか。今後の活躍も活躍する姿を見せて欲しい。