DeNA1位・度会隆輝が自主トレで高評価! 横浜高同期は黄金世代の予感!? 4人がプロ、大学に進んだ選手も活躍中!
横浜高時代の度会 隆輝
各球団で新人合同自主トレがスタートし、新人選手の話題がいまメディアを賑わせている。その中で、DeNA1位の度会 隆輝内野手(横浜高)の評判が非常に良い。打撃練習では鋭い打球を連発、社会人3年目から始めた三塁守備も軽快で、攻守に冴えた動きをみせている。
度会は横浜高時代、2018年夏、2019年春と二度の甲子園出場しており、コロナ禍での独自大会となった最後の夏は準々決勝で三浦学苑に敗れているが、この大会では3番セカンドとして、打率.412の活躍を見せた。
当時の横浜ナインのその後を見ていくと、各ステージで活躍している。
高卒プロ入りしたのは木下 幹也投手(巨人)、松本 隆之介投手(DeNA)の2投手。高校時代、最速145キロ右腕として注目を浴びた木下は20年ドラフトで育成ドラフト4位指名を受け、昨季は3軍戦での登板が中心で、二軍で1試合のみ登板。それでもフェニックスリーグでは10月16日の韓国選抜戦で4回無失点、10月22日の中日戦でも5回無失点の好投を見せ、今シーズンにかけている
松本は140キロ後半の速球を投げ込む大型左腕として注目を浴び、20年ドラフトでDeNAから3位指名を受けた。怪我で苦しむ期間もあったが、昨シーズンは二軍戦で9試合に登板して、14回、20奪三振、防御率1.29と好投。
見違えるようになったのは体格。体重は高校時代から6キロ増量の94キロまでサイズアップし、140キロ後半の速球は威力が増してきており、スライダーも130キロ前半を記録するようになった。今季は一軍初登板も期待できる。
度会とともに今年プロ入りしたのが、津田 啓史内野手(三菱重工East)だ。高校時代、最終学年では度会と二遊間を組み、4番ショートでスタメン出場。独自大会では打率.400を記録した。21年に三菱重工Eastに入社し、1年目から日本選手権、都市対抗出場を経験。主に1、2番をうち、ショートのレギュラーを守ってきた。高い守備力を評価され、中日2位指名を受けた。
大学進学者の活躍を振り返ると、鬼頭 勇気内野手(立教大)が高校時代は2番サードとして出場し、立教大進学後、公式戦通算13安打を記録している。庄子 雄大外野手は神奈川大進学後、自慢の脚力とバットコントロールを活かし、主に1番打者として活躍。3年春のリーグ戦では打率.362、9盗塁、3年秋のリーグ戦では打率.372、6盗塁を記録している。
左の強打者として活躍した冨田 進悟内野手(國學院大)は昨秋からスタメン出場の機会も増えてきた。加藤 勇成外野手(鶴見大)は高校時代、控え中心だったが、鶴見大進学後、3年秋では神奈川大リーグの二部で3本塁打を記録し、活躍を見せている。
2020年横浜高ナインがプロ、大学、それぞれのステージでこの1年、どんな活躍を見せるのか注目だ。
<2020年横浜ナインの進路>
【NPB】
木下 幹也投手(巨人)
松本 隆之介投手(DeNA)
度会 隆輝内野手(DeNA)
津田 啓史内野手(中日)
【大学】
瀧澤 勇斗捕手(桜美林大)
鬼頭 勇気内野手(立教大)
冨田 進悟内野手(國學院大)
枯木 拓渡内野手(桜美林大)
金子 昂也内野手(共栄大)
鶴谷 陽内野手(順天堂大)
金井 真人外野手(上武大)
大手 晴外野手(青山学院大)
庄子 雄大外野手(神奈川大)
加藤 勇成外野手(鶴見大)