白山が2018年夏に見せた『下剋上』ぶり示す怒涛の勝ち上がり
当時の写真
野球ファンを中心に、人気の作品として注目されているTBS系列(日曜・夜9時)ドラマ『下剋上球児』が、17日に最終回を迎えた。このドラマは2018年夏の白山高校(三重)の快進撃をモデルにしているが、実際に白山が当時みせた戦いぶりを振り返りたい。
白山は三重大会1回戦から登場すると、初戦・四日市南、2回戦・上野相手にはともに7回コールド勝ち。勢いこそ乗ったが、本当に凄かったのは3回戦からだった。
当時2年生だった岡林 勇希外野手(現中日)を擁した菰野と3回戦で対戦して、4対3で勝利。7回終わって0対1のビハインドだったが、終盤で追いついて、最終回には遂に逆転して8強入りを果たした。
続く準々決勝・暁にも4対3、そして三重の強豪・海星との準決勝は6対5で勝利。1点差勝負を制して決勝に勝ち上がると、松阪商との一戦では5回までで8対0と主導権を握り、悲願の甲子園出場を決めていた。
夏の甲子園では愛工大名電に0対10で敗れたが、18年の夏を大きく沸かせたことは間違いない。現在のチームは秋の県大会で2回戦敗退に終わったが、また三重の高校野球を沸かす戦いぶりが見られることを心待ちにしたい。
【2018年・白山の夏の大会戦績】
<夏の甲子園>
1回戦:愛工大名電 0-10
<三重大会>
決勝:松阪商 8-2
準決勝:海星 6-5
準々決勝:暁 4-3
3回戦:菰野 4-3
2回戦:上野 11-3(7回コールド)
1回戦:四日市南 10-3(7回コールド)