【野球部訪問】青藍泰斗、1年生主将を中心に目指す打倒・作新学院
栃木県にある青藍泰斗は2005年に葛生高校から青藍泰斗に名前を変更。葛生時代には1990年の夏の甲子園に出場し青藍泰斗に変わってからはまだ甲子園出場はしていないが、近年着々と力を付けてきている実力校である。新チームは2年生9人、1年生25人。主将も1年生の佐川 秀真内野手である。
「最初は聞き間違えと思いました。でも本当にキャプテンに指名されていたのでビックリしました。
自分はこのチームをまとめていきたい気持ちもあったので『よし!やってみよう』と思いでやりました。初日は何やっていいか分からず難しかったです。特に先輩がいるので皆の前で指示したり、話したりするのが大変でした。でも今は、慣れたといいますか、周りの先輩が優しいので自分のやりやすいようにしてくれて、まとめやすい環境でやらせていただいています」
青藍泰斗の1年生は人数が多いだけでなく、実力も高い。今秋のベンチ入りの選手は20人中16人が1年生なのだ。
「1年生みんなでチームの士気をあげようと常に話しているのでその結果が出てると思いますが、これで満足せずにもっとレベルアップしていってほしいですし、技術面だけではなく体力面での向上も頑張っていきたいと思っています」(佐川主将)
今秋は関東大会優勝に輝いた作新学院に準々決勝で敗戦してしまった青藍泰斗。作新学院戦では自分たちに何が足りないのか明確になったという。
「県立の高校との対戦では打撃や守備でも積極的にプレーできていたのですが、作新学院戦では試合が始まる前から作新というブランドに名前負けしてしまっていた部分があって、自分たちの思うようなプレーができませんでしたし、チーム力や中継プレーなども全く出来ていなかったので、この冬のシーズンでしっかりとやっていきます」
さらに、全国的に注目されている作新学院の小川 哲平投手と対戦して打撃面の成長も必要だと話した。
「速い球を打つ練習を行って作新学院に臨みましたが、いざ打席に立つとみんな手も足も出ていなかったので、1球で仕留める力が足りないと感じました」
佐川主将自身も秋は多くのことを学んだ。
「夏の大会は3年生と一緒にできて頼れる部分があったんですけど、キャプテンになってから自分が引っ張っていかないと思っていましたが、なかなか思うようなプレーが出来なかったので、そこを乗り越えて次に生かして頑張っていきたいです」
開始している冬の練習。目標を佐川主将に聞いた。
「作新学院との対戦で技術などの面は足りないと感じましたが、技術をレベルアップするのにはフィジカル面のアップも欠かせないと思っているので、この冬で身体つくりもやりつつ秋季大会で出た課題も潰していけるように来年の春にはまた変わった青藍泰斗を見せたいと思います」
1年生主将が迎える初めての冬のシーズン、来年春にチームがどこまで成長しているのか注目していきたい。