3年生のための特別試合、棄権した連合チーム「ものすごく楽しかった」山川・山下主将
第105回全国高校野球選手権記念鹿児島大会で22日、1回戦を棄権した山川・加世田常潤・川辺(連合②)のための「特別試合」が平和リース球場で行われた。
連合②は6日に樟南二と対戦する予定だったが、ケガ人と体調不良者が出たためメンバーが9人そろわず、無念の棄権となった。最後の夏に公式戦を経験できなかったただ1人の3年生・山下 櫂主将(山川)のために、藏明広監督がこの春まで合同チームを組んでいた指宿との対戦を企画。当初は指宿高グラウンドでの試合を予定していたが、鹿児島県高野連の山内昭人理事長が「準決勝と決勝の間の22日の平和リース球場が空いているので、こちらで開催したらどうか」と提案し、今回の特別試合が実現した。
試合は点の取り合いとなる熱戦が2時間47分続いた。連合②は9対11で敗れたが山下主将は「ものすごく楽しかった。自分のためにこういう場を設けてくださった全ての人たちに感謝したい」と感想を話していた。
大会最終日は23日、同球場で神村学園と鹿屋中央の決勝が行われる。
◇23日の試合
・決勝(平和リース)
10:00 神村学園―鹿屋中央
取材=政純一郎