秦野総合vs逗葉
三度目の正直！三日間に渡る死闘がついに決着！
二日続けて雨で試合が流れ、今日で3度目の顔合わせとなった秦野総合と逗葉。３日間合わせて24イニングの死闘が、三度目の正直でついに決着した。
秦野総合はエースで4番の天野、逗葉はエース福西が3度目のマウンドに上がった。
2回、逗葉は得点にはならなかったが満塁のチャンスを作る。そして3回、再び満塁のチャンスで7番宮田 樹が先制タイムリーを放ち2点を先制。逗葉は3回までにヒット6本を放ち試合を優位に進めていった。
このまま逗葉ペースで行くかと思われたが、4回の秦野総合の攻撃。四球とエラーでチャンスを作ると、9番福田がレフト前にタイムリーを放ち2点を奪い同点とした。
その後は試合が膠着し、両チームチャンスを作るも決定打が出ず、スコアボードに0の文字が並んだ。
再びゲームが動いたのは9回表、逗葉9番小林がセーフティーバントを決めるなど一死満塁のチャンスを作り、4番霜島がレフト前にタイムリーヒットを放ち2点を追加した。さらに逗葉は、押し出しの四球で1点を追加し、この回3点をあげた。
最終回に取った3点は非常に重く、ついに試合が決まったかに思えた。
しかしその裏、秦野総合先頭八木が三塁線を破るヒットを放つと、2番本岡、3番岩本が連続ヒットを放つ。無死満塁のチャンスで、4番天野がサードゴロに倒れるも1点を返した。
尚もチャンスは続き、5番大木がバントを決め二死二、三塁。一打出れば同点、ホームランが出ればサヨナラの場面。迎えるは6番山形。初球の外角高めのボールを弾き返し、打球はライト宮田直の頭上を越える。山形は浅めに守っていた外野陣が打球を追っている間に本塁に生還した。三日間に渡る死闘は劇的なランニングホームランで幕切れとなった。
両チームとも力が拮抗し、どちらが勝ってもおかしくない、手に汗握る非常に素晴らしいゲーム展開であった。勝利した秦野総合は18日神奈川麻生高校と対戦する。
（文＝編集部）
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