高岡商vs敦賀気比
鍋田浩成(高岡商) 完封で笑顔を見せる
エース鍋田完封、高岡商が北信越制覇!
北信越大会決勝は、 高岡商 が12安打で5点を奪い 敦賀気比 の投手陣を攻略。投げてはエース・鍋田浩成(2年)が完封し、4年ぶりの明治神宮大会出場を決めた。
9回裏2死 敦賀気比 のエース・大久保貴司(2年)を空振り三振に取ると、マウンド上の鍋田は後ろを振り返ってガッツポーズを見せた。
準々決勝と準決勝では新堂将太(2年)が先発。鍋田はリリーフでの登板だった。背番号1のプライドにかけて、この日、宮袋誠監督に先発を志願したというエース。「4日間で一番良いピッチングだった」と話した通り、自慢の制球力で 敦賀気比 打線から凡打の山を築いた。
前日の準決勝でわずか2安打と苦しんだ打線も、初回に4番山本圭介(2年)のタイムリーで幸先よく先制。4回には鍋田自身が犠牲フライで追加点を挙げて、ピッチングはさらに楽になった。
唯一のピンチは3連打を浴びた7回の場面。相手4番の吉田正尚(1年)に右中間を破る二塁打を打たれたが、外野からの見事な中継プレーで走者を刺した。
「あれは大きかった。みんなが守ってくれた」とエースは笑顔。
続く8回に今大会初めての四球を与えたものの、最後まで崩れなかった。
「今日は良かったけど、スタミナではまだまだ。神宮大会まで時間は少ないけど、できることをやりたい」とエースは最後の質問に表情を引き締めた。
(文=松倉雄太)
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