最速1.73秒マークの独立NO.1捕手・古市尊 育成出身捕手・甲斐拓也を超えられるか
色紙を掲げる埼玉西武ライオンズ育成1巡目指名・古市尊(徳島インディゴソックス・捕手)
2021年10月11日(月)に東京都内のホテルで開催された「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で埼玉西武ライオンズから育成1巡目指名を受けた徳島インディゴソックス・古市 尊(ふるいち たける・捕手・177センチ70キロ・右投右打・かがわ中央リトルシニア~高松南<香川>出身1年目)が10月28日(木)、徳島県徳島市の「とくぎんトモニプラザ」において球団からの指名あいさつを受けた。
11時半前、南 啓介代表取締役、谷田 啓吾球団代表と共に過去に、伊藤 翔投手、岸 潤一郎外野手、上間 永遠投手の指名にも関わった鈴木 敬洋・担当スカウトを出迎えた古市捕手。
約20分に渡った面談後には「肩の強さをもっと伸ばしてほしい」と二塁送球ベストタイム1秒73、今季、四国アイランドリーグplusリーグ阻止率ナンバー1となる.571(16盗塁阻止)の強肩を高く評価した鈴木スカウトのコメントに対し「徳島インディゴソックスでは魅せる送球と走者を刺す送球を分けていた部分もあるが、これからは魅せる送球で走者を刺せるようにしていきたい」と意気込みを述べた。
1911年創立の香川県立高松南高等学校出身者としては初のNPBドラフト指名選手となる古市捕手。前年指名漏れの悔しさを糧に、徳島の地で岡本 哲司コーチ(元・横浜大洋ホエールズ捕手、オリックス・バファローズ二軍監督など)、福永 春吾投手(前:阪神タイガース)などから学んだキャッチング・リードを携えたスーパーバスーカ砲は「一日でも一年でも早く支配下選手になる」直近目標の先に、育成指名選手たちにとって範でもあり、本人も理想形とする「甲斐拓也(福岡ソフトバンクホークス・東京五輪金メダリスト)さんに追い付き、超える」強肩でメットライフを揺るがせる扇の要を見据えていく。
(取材=寺下 友徳)