堂林や磯村ら 2009年中京大中京の全国制覇メンバーたちのその後
2009年の高校野球を盛り上げた堂林翔太(現・広島)
昨秋、明治神宮大会を制した中京大中京。開催中止となってしまった今春の選抜大会の優勝候補筆頭として挙げられてるほど、実力が備わっているチームだ。
中京大中京といえば、2009年夏の全国制覇が我々の記憶に刻まれている。決勝戦の日本文理戦での最終回の攻防は誰もが釘付けになっただろう。
そこで、今回は日本文理戦のスターティングメンバーを振り返るとともに、各選手の卒業後の活躍ぶりを紹介したい。
【決勝・日本文理戦のオーダー】
1(遊)山中 渉伍 3年(主将)
2(二)国友 賢司 3年
3(三)河合 完治 3年
4(投)堂林 翔太 3年
5(捕)磯村 嘉孝 2年
6(左)伊藤 隆比古 3年
7(一)柴田 悠介 3年
8(右)金山 篤未 3年
9(中)岩月 宥磨 2年
1(遊)山中 渉伍
中京大-東邦ガス
中京大に進学し2010年春には首位打者、新人王、ベストナインのタイトル を獲得。卒業後は東邦ガスに進む。
2(二)国友 賢司
亜細亜大
大学時代は2年目までベンチ入り。選手を退いてからは主務として東都リーグ5季連続優勝に貢献した。
3(三)河合 完治
法政大-トヨタ自動車
大学時代は主将としてチームを牽引。日米野球の日本代表メンベーにも選出された。卒業後、トヨタ自動車に進む。
4(投)堂林 翔太
広島(2009年ドラフト2位)
広島に2位指名を受け入団。2013年には、三塁手として全試合出場を果たした。今季は一塁手として開幕スタメンを狙う。
5(捕)磯村 嘉孝
広島(2010年ドラフト5位)
一つ上の堂林の一年後に、同じく広島に入団した磯村。昨シーズンは自己最多となる65試合に出場し、打率.278を残した。「3番手捕手」から躍進となるか期待したい。
6(左)伊藤 隆比古
立命館大-三菱重工名古屋
大学時代主将を務める。社会人に進み三菱重工名古屋では、2018年の社会人野球日本選手権で優勝を果たし、再び全国制覇を経験した。
7(一)柴田 悠介
明治大-信濃グランセローズ
信濃グランセローズでは主将・4番・捕手を務め、2017年シーズン後期優勝に大きく貢献。
8(右)金山 篤未
同朋大
決勝戦まで打率4割台を残し、恐怖の8番として優勝に貢献。卒業後は同朋大に進学。
9(中)岩月 宥磨
立教大
2年生でメンバー入りを果たし、優勝に貢献。卒業後は立教大に進学。
全国制覇を経験した中京大中京ナインたち。その経験を買われ、各進路先で主将を任命されるメンバーの多さが目立つ。
今年の中京大中京は2009年の栄冠を再び掴むことができるか期待したい。
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