開幕一軍が見える高卒ルーキーも…!一軍オープン戦に出場した選手は?
井上広大(履正社出身) 黒川史陽(智辯和歌山出身)
15日にオープン戦が終わった。ここで一軍のオープン戦に出場した高卒ルーキーを紹介していきたい。
最も結果を残しているのは東北楽天2位の黒川史陽(智辯和歌山出身)だろう。14試合に出場し、18打数4安打、打率.222、2打点。13日からの巨人3連戦ではすべて安打を放ち、打率を上げた。この時期まで我慢して起用されているのは、黒川の潜在能力の高さを首脳陣は高く買っているからだろう。今後の練習試合でもどんな起用されるか。それ次第では高卒ルーキー唯一の開幕一軍も期待できるかもしれない。
阪神2位の井上広大(履正社出身)も強烈な印象を残している。3月7日の北海道日本ハム戦では初打席で、いきなり初球を打って右飛、「そして3月8日の巨人戦では左中間を深々と破る二塁打を放った。
その後、二軍戦では4番を任され、本塁打を放つなど、活躍を見せるなど将来の4番打者としての育成が続いている。またドラフト4位の遠藤成(東海大相模出身)は井上と同じく7日の北海道日本ハム戦、8日の巨人戦、ドラフト5位の藤田 健斗(中京学院大中京出身)も8日の巨人戦に出場。東京ヤクルト6位の武岡 龍世(八戸学院光星出身)は11日の阪神戦で代打として出場。
一軍で出場しているのはこの4名のみだった。ただ、二軍ではスタメンとして数多く起用されているのは横浜DeNA1位の森敬斗(桐蔭学園出身)はスタメン出場。北海道日本ハムの3位の上野響平(京都国際出身)、巨人5位の山瀬慎之介(星稜出身)。
2月の練習試合では大当たりで、高卒新人離れした打撃を見せるも、左肩の負傷で戦線離脱した中日1位の石川昂弥(東邦出身)も17日の広島との試合で、ジョンソンから二塁打を放つなど、やはり実力は抜きんでいている。
今年は投手、野手ともに実力は高い。じっくりと調整をしてきた投手も、4月以降から本格的なデビューとなるだろう。この世代の目玉だった千葉ロッテの佐々木朗希(大船渡出身)、東京ヤクルトの奥川恭伸(星稜出身)のデビューが楽しみである。
(文=河嶋 宗一)
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