森下暢仁(大分商出身)が西武相手に5回8奪三振!好投手に多い、縦回転フォームでブレークなるか?
森下暢仁
プロ野球の開幕まで残り2週間を切り、各選手のアピール合戦もいよいよ佳境に入ってきた。残り少ないオープン戦で結果を残し、開幕1軍スタートの切符を掴む選手は誰なのか。今後の試合が楽しみだが、8日のオープン戦で1軍スタートを大きくたぐり寄せたルーキーが、広島カープの森下暢仁(大分商出身)だ。
西武ライオンズとの試合で先発のマウンドに上がり、5回85球で被安打3、奪三振8、無失点の好投。最速151キロをマークしたストレートを軸に、代名詞ともいえるタテに大きく曲がるカーブ。さらに、緩急つけたチェンジアップに、鋭く沈むカットボールを駆使して三振ラッシュ。昨シーズンのパ・リーグ打率NO.1の強力打線を抑えて、首脳陣へアピールに成功した。
森下の武器となるのは身体を縦に回転し、腕をしっかり上から振り抜けるところ。これができるから、スピンの利いた伸びのある真っすぐや、切れ味の鋭いカーブやカットボールが投げられている。
森下のように身体を縦にひねっている投手であれば、オリックスの開幕投手・山岡泰輔(瀬戸内出身)も入るだろう。6日のジャイアンツ戦ではスライダーを駆使して三振の山を築いたが、その山岡も身体を縦に回転させて投げていると言える投手だ。
他にも、ホークスが誇るエース・千賀滉大(蒲郡出身)や、楽天イーグルス・則本昂大(八幡商出身)なども上手く上から叩くことで、切れ味鋭いボールを投げ込む。縦回転で投げる投手が球界で流行りつつある中で、森下も仲間入りを果たすことが出来るのか。即戦力右腕の今後も注目だ。
(記事:田中裕毅)
関連記事
◆まさかの日本代表選出から始まった超一流投手への道 森下暢仁
◆広島のD1位ルーキー・森下暢仁(大分商出身)がOP戦で好投 チームの屋台骨を支えることができるか?
◆侍ジャパン大学代表は4年生10名中、7人がプロ入り!ほとんどがドラフト上位!